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06月15日-議案説明、質疑、一般質問-01号

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  1. 五泉市議会 2010-06-15
    06月15日-議案説明、質疑、一般質問-01号


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    最終取得日: 2021-09-17
    平成22年  6月 定例会(第4回)        平成22年第4回五泉市議会定例会会議録 第1号               平成22年6月15日(火曜日)                                            議事日程 第1号                 平成22年6月15日(火曜日)午前10時01分開会・開議 第 1 会議録署名議員の指名                               第 2 会期日程について                                 第 3 議長報告                                          (1) 監査報告                                       (2) 専決処分の報告について                                (3) 議員派遣について                              第 4 当局報告                                          (1) 市内の中学校での問題行動について                      第 5 報告第1号 繰越計算書の報告について                       第 6 報告第2号 繰越計算書の報告について                       第 7 議第76号 平成22年度五泉市一般会計補正予算(第1号)             第 8 議員派遣について                                 第 9 市政一般に関する質問                                                                          本日の会議に付した事件                                   日程第 1 会議録署名議員の指名………………………………………………………………………4 日程第 2 会期日程について……………………………………………………………………………4 日程第 3 議長報告………………………………………………………………………………………4       (1) 監査報告                                       (2) 専決処分の報告について                                (3) 議員派遣について                             日程第 4 当局報告………………………………………………………………………………………4       (1) 市内の中学校での問題行動について                     日程第 5 報告第1号…………………………………………………………………………………17 日程第 6 報告第2号…………………………………………………………………………………18 日程第 7 議第76号…………………………………………………………………………………18 日程第 8 議員派遣について…………………………………………………………………………28 日程第 9 市政一般に関する質問……………………………………………………………………28       22番  猪 熊   豊 君…………………………………………………………28       13番  阿 部 周 夫 君…………………………………………………………37       12番  石 黒 俊 雄 君…………………………………………………………45        2番  佐 藤   渉 君…………………………………………………………51                                            出席議員(23名)       1番  小 島 義 德 君        2番  佐 藤   渉 君       3番  平 井 敏 弘 君        4番  牛 膓 利 栄 君       5番  熊 倉 政 一 君        6番  広 野   甲 君       7番  芳 賀 和 久 君        8番  長谷川 秀 行 君       9番  剣 持 雄 吾 君       10番  鈴 木 良 民 君      11番  山 田   博 君       12番  石 黒 俊 雄 君      13番  阿 部 周 夫 君       15番  池 田 邦 一 君      16番  目 黒 末 治 君       17番  相 田   豊 君      18番  長谷川 真 介 君       19番  川 瀬 圭 介 君      20番  羽 下   貢 君       21番  鈴 木 光 規 君      22番  猪 熊   豊 君       23番  後 藤   寛 君      25番  土 田 春 夫 君                                            欠席議員(なし)                                            地方自治法第121条の規定により、説明のため議場に出席した者。  市     長  伊 藤 勝 美 君   会 計 管理者兼  森   洋 子 君                       会 計 課 長  教  育  長  關 根   忠 君   総 務 課 長 併  丸 山 伸 夫 君                       選挙管理委員会                       事 務 局 長  企 画 政策課長  長谷川 昭 志 君   財 政 課 長  小 林 康 三 君  税 務 課 長  新 堀 清 隆 君   市 民 課 長  川 村 正 美 君  環 境 保全課長  笠 原 伸 五 君   健康福祉課長兼  番 場 幸 夫 君                       社会福祉事務所長  高齢福祉課長補佐 塚 野 康 志 君   こ ど も 課 長  杉 山 信 二 君  兼高齢福祉室長  農 林 課 長  高 岡 徳 康 君   商 工 観光課長  西 川 和 明 君  都 市 整備課長  塚 野 文 雄 君   上 下 水道局長  石 本 勇貴高 君  教 育 委 員 会  五十嵐   明 君   教 育 委 員 会  小 黒 常 樹 君  学校教育課長兼              生涯学習課長兼  学 校 給 食              公民館長兼村松  セ ン ター所長              公民館長兼勤労                       青少年ホーム館                       長兼村松郷土資                       料館長兼青少年                       育成センター所長  図 書 館 長  山 田 千 舟 君   監査委員事務局長 星 野   弘 君                       併 公 平委員会                       書  記  長                       併固定資産評価                       審査委員会書記  農 業 委 員 会  渡 辺 隆 一 君   消 防 長 兼  落 合 宏 一 君  事 務 局 長              消防本部総務課長  消防本部予防課長 林   信 夫 君   村 松 支所長兼  佐 藤 康 信 君  兼 消 防 署 長              地 域 振興課長                                            職務のため議場に出席した事務局職員。  局     長  梁 取   浩 君   主     幹  五十嵐 玲 子 君  主     幹  飯 利 義 孝 君              午前10時01分 開会・開議 ○議長(土田春夫君) ただいまの出席議員は全員でありますので、平成22年第4回五泉市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(土田春夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名でありますが、会議規則第81条の規定により、議長指名といたします。  よって、4番、牛膓利栄君、5番、熊倉政一君、6番、広野甲君を指名いたします。 △日程第2 会期日程について ○議長(土田春夫君) 日程第2、会期日程でありますが、会期は本日より29日までの15日間とし、議事日程についてはお手元に配付の日程表のとおりといたしたいのでありますが、ご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、さよう決定いたしました。 △日程第3 議長報告   (1) 監査報告   (2) 専決処分の報告について   (3) 議員派遣について ○議長(土田春夫君) 次に、日程第3、議長報告であります。  監査委員より例月出納検査及び定期監査の結果について、市長より専決処分の報告について、それぞれ議長に報告書が提出されました。よって、その写しをお手元に配付してありますので、さようご承知おきを願います。  また、さきに行いました議員派遣について、会議規則第161条の規定により、お手元に配付のとおり報告をいたします。 △日程第4 当局報告   (1) 市内の中学校での問題行動について ○議長(土田春夫君) 次に、日程第4、当局報告であります。  当局より報告を求めます。 教育長。 ◎教育長(關根忠君) 5月26日に発生しました市内の中学校での生徒の問題行動についてご報告申し上げます。  この事件は、1年生男子生徒が複数の2年生男子生徒に対し暴力を振るい、教職員が落ちつかせようと努めましたが、振り切られるという状況に至ったため五泉警察署に出動を要請したというものであります。加害生徒は、事件以前から問題行動を起こしておりましたので、学校及び教育委員会といたしましては関係機関と連携を密にして生徒指導を行うとともに、学習支援員を配置し、対応しておりました。また、家庭訪問を実施するなど問題解決に向けた取り組みを進めてきたところであります。しかしながら、新年度を迎え、これからさまざまなことを学ぼうとする時期にこのような事件が起きてしまったことは、当該中学校の生徒に与えた衝撃は大きく、保護者及び地域の皆様には多大なるご心配をおかけいたしましたことをおわび申し上げます。  事件当日の学校での経過を申し上げます。昼休みになって間もなく2学年教室前の廊下で1年生と2年生の男子生徒が言い争いになりました。2人の言い争いはいったん終わったのですが、その後興奮した1年生男子生徒が近くにいた教職員の制止を振り切りながら、周りに集まっていた2年生男子生徒に対して次々に暴力を振るいました。たとえかっとなって自分を抑えられない状態であろうとも関係のない生徒に暴力を振るったという事態を重く受けとめ、他の生徒の安全を第一に考え、警察に出動を依頼したものであります。その後警察官が来校し、加害生徒五泉警察署に補導しました。被害生徒につきましては、医療機関を受診しましたが、軽い打撲程度であり、大きなけがに至らなかったことは幸いであったと思っております。当日の状況は、以上のとおりでありますが、学校及び教育委員会の対応といたしましては他の生徒に与えた心理面での影響についての実態把握や必要に応じてスクールカウンセラーによる教育相談を行い、生徒の動揺の鎮静化に努めてまいりたいと考えております。  また、事件当日、担任が被害生徒のご自宅を訪問し、事情を説明した上で謝罪をいたしました。翌日は、臨時保護者説明会を開催し、状況報告と今後の対応について説明したところであります。生徒の安全が求められる学校においてこのようなことは決してあってはならないことであり、学校を管理する立場からも重大なことであると受けとめております。問題を抱える生徒には、適切な生徒指導に努めるとともに、必要に応じ関係機関と連携を密にした対応が不可欠であると常々校長会等の場において指導してきたところであります。今後このたびの問題行動に至った背景や生徒指導のあり方など検証を行いながら再発防止に努めてまいる所存であります。  以上でございます。 ○議長(土田春夫君) それでは、ただいまの報告についてご質疑ありませんか。 22番、猪熊豊君。 ◆22番(猪熊豊君) 学校が警察に通報して事態の収拾を図るということは極めて異例なやり方だと私は思います、教育的立場から考えて。先ほど教育長はいろいろと説明されました、事件の様子。暴力を振るった中学生、振るわれた中学生、心の傷は大変深いものがあります。まして学校に警察が来たと、昼休みにパトカーが来たとなれば中学生の心理に与える影響、これは大きなものがあります。この学校には、私の一番下の子供も今通っている。そういう中でこの事件が、そしてこの対応の仕方が、学校、警察、それから生徒指導のあり方、こういうものが根本から問われていると私は思います。安易に警察との連携、これを打ち出していって問題のある生徒を排除していく、こういうやり方をしていけば、それは一見問題は解決したように見えますけども、かえって複雑に心の傷として楽しい中学校3年間の生活が暗いものに影を落としてしまうということになってしまうんではないかなと私は思います。  そこで、お聞きしたいんですが、問題があったときには警察との連携、これは私は否定はしません。特に最近では自分の思いどおりにいかなくなると暴れる、キレる、そういう生徒が急増している。これは、小学校、中学校、高校ありますけども、ふえているという社会的な要因もあります。しかし、学校というのはそういうキレる子の感情をコントロールする、それを必死になってやっていくところが学校です。家庭です。地域です。今回先ほど補導されたと。加害生徒五泉警察署に補導しましたとあります。うちの子供が警察に補導されたとなりますと、私はもういても立ってもいられなくなってしまいます。自分が一生懸命育ててきた子供が警察へ補導される。補導されるということは、一体どういうことなのか。調書をとります。警察へ行って名前と住所を言わせる。なぜしたのかと。一体補導するということは、どういうことなんですか。 ○議長(土田春夫君) 關根教育長。 ◎教育長(關根忠君) 今回の件につきましては、ほかの生徒の安全が脅かされたという事態になったと判断し、そのために警察の力をかりたということでございます。  そして、補導ということはどういうことかというお話でございますけれども、まさにその言葉のとおり補い導くというふうなことではないかと。ただ、学校で基本的にやっていることではございますけれども、それを超えて学校の手に余ったという状況が起きたと。この場合、警察の手をかりたと。そして、警察のお力にといいましょうか、警察で補い、補導して本人のまた成長を促していくと、そういったことであると考えております。 ◆22番(猪熊豊君) 教育長は、補導の意味もわからずに加害生徒を警察に補導しましたとこの文書を書かれているような印象を受けました。警察が補導するとなりますと、その生徒を警察署へ連れていく。そして、名前と住所、一体何をしたのか、全部調書をとります。調書をとって、それは警察署に保管しなきゃいけないんです。こういう問題を起こした生徒がこの地域にいると。かなりの年月それは警察署にあることになります。そして、次に何か問題起こしたときは、君は以前もこういう問題を起こしたじゃないかということにそれは資料として残ります。大きな問題なんです。単に自転車2人乗りしていたから注意したというのとはわけ違うんですよ。補い導くなんていうことでお茶を濁しちゃいけない。私は、どんな理由があったにせよ、暴力を振るうということは全くいけないことだと、これは全部だめなことですが、今回暴力を振るった中学校1年生、それと振るわれた中学校2年生、さらにその周りに集まってきた中学校2年生、そして制止した先生、制止をするときにはどっちを制止したんですか。だれを制止したんですか。 ◎教育長(關根忠君) 制止したのは、加害生徒でございます。 ◆22番(猪熊豊君) 問題があったときには、制止の仕方というのはマニュアルで決められているはずだと私は思います、教育関係者ならば。何か争っていたときに片方だけとめますと、大人の社会でもそうですけども、とめられたほうはもっとエキサイトするんです。両方とめなきゃいけないんです。両方とめなきゃいけない。とにかく落ちつけと。片方だけとめたんでは、もっともっととめられたほうはエキサイトする。言い争っていたと言いますが、言い争っていた中身は何ですか。プライバシーを守る範囲内でお答えください。 ◎教育長(關根忠君) 今警察で調査中でございます。正確なことを申し上げるために今それを待っているところでございます。
    ◆22番(猪熊豊君) 警察に補導されて、暴力を振るった生徒は家庭に戻ってきて、そして今学校に通っているんではないですか。それは、警察が調査中だから、どうして暴力を振るったのか、君はどんな言い分があるのか、何か言われたことにかちんときたんだよねと言って心をほぐしていきながらその背景を考えていく、一緒になって考えよう、君の将来のことも一緒になって考えるから僕に話してくれよというのが生徒指導のあり方でしょう。それを警察で調査しているから知りません。それは、大人から見ればささいなことかもしれない。言い争った原因は、大抵ささいなことでしょう。だけども、それが本人にとってみれば、とてつもなく嫌なことかもしれない。さらに、私はその現場はわかりませんけども、1人でやったときに周りの2年生たちが何かを言ったかもしれない。茶化したかもしれない。単に直立不動の姿勢で見ていたわけではなく、何か発声したかもしれない。そんなことでなおさら、なおのことエキサイトして、かっとなって暴力を振るったかもしれない。これは、教育者としては考えるべきイロハのはずですけども、そんなことまで警察にお任せして学校現場のあり方はどうなんだろうということで教育長はやっているんですか。それじゃ全く問題解決しないんじゃないですか。 ◎教育長(關根忠君) 学校の対応は、今議員さんおっしゃいましたように子供たちの心を見ながら、心をほぐしながら平素やっているわけでございます。ただ、今いったん警察にというふうなことで、これは総合的に正確なことをお伝えしなければならないと考えたわけでございます。 ◆22番(猪熊豊君) 五泉市の学校、義務教育のあり方、対応の仕方、それが私は問われている。問題が起きたら警察に通報する、そして警察で調べてもらう、それを聞いてやっていくと、こんなやり方は、警察は結果に対して対応するんです。暴力を振るった、これに対して対応する。振るうんじゃないよと。今度振るったら大変なことになるよ。しかし、学校はその一人一人の将来に向けて一緒になって考えていくという教育的立場で対応しなきゃいけない。全くそれが抜けていると私は思います。こんなことを繰り返していたんでは何にも問題解決しない。何か問題起きれば警察へ連絡する。私の母校でもあるそういう中に警察が入ってきたということは、大変私はショックを受けている。なぜ教師の集団で対応できなかったのか。もともとこの生徒に対して、暴力を振るうことは絶対いけませんけども、何か起きたらもう警察へ連絡するということを学校側と教育委員会は決めていたんじゃないですか、事前に。どうですか。 ◎教育長(關根忠君) そのようなことは決してございません。 ◆22番(猪熊豊君) そのようなことはありませんと。加害生徒に対して4つの約束をされた。その中に今度起こしたら警察に連絡しますよというのがその4つの約束の中の一つではなかったんですか。 ◎教育長(關根忠君) 当の生徒の行動を導くためにといいましょうか、問題行動を起こさないために約束、その他の方法でやったと思います。しかし、そのとおりに学校ではいつでも警察を呼ぶと考えていたわけではないと思います。 ◆22番(猪熊豊君) 教育長は、わかっていてそのような答弁しているのか、それとも全くわからないのか、この2つしか考えられませんけども、私が知る範囲内では以前に携帯電話持ってきた。それを取り上げた。その取り上げた教師に対して文句を言ってちょっとこづいた。そして、それに対して今度そのようなことがあったならばということで4つの約束をされた。その中の一つは、何か問題起こしてほかの生徒に迷惑かけることがあれば警察へ連絡することもあるよというのが入っていたと私は調査した中では出ている。教育長は知らないと言うんだったら、それはそれで結構でしょう。  今回は、指導の限界を教師の人たちがもう超えている。刃物を持って振り回して生徒の安全、これはもう一刻も早くそれはとめなきゃいけない。今回の場合は、そのような何か物を持って襲いかかるとか、そういうことはされていたんですか。 ◎教育長(關根忠君) 本人は、非常に体が大きく、そして武術の心得もございまして、そういった中で刃物を持って振り回すとか、そういうことはないにしても極めて危険が予想されたわけでございます。その危険が予想される中で一瞬何が起こるかわからないという状況が起こりまして、そこで判断したと、そういうことでございます。 ◆22番(猪熊豊君) いろいろと空手などのことを練習していればかなり危険であるということも理解できます。ほかの生徒に与える影響も、暴力を振るって被害が甚大になるということも考えられると。そういう中でいたし方なかったということで警察へ通報されたということなわけですが、ところで私はこういう問題が起こったときに一番何よりも大事なのは暴力を振るった生徒が心から反省すること、そして振るわれた生徒に対して謝罪すること、形だけではなくて心から。今暴力を振るった生徒、これは教室へは行かないかもしれないけども、いろんなところに学校へ来ているかもしれませんけども、どのような指導を行っているんですか。 ◎教育長(關根忠君) その後のケアでございますが、当の生徒は5月26日にこの事件を起こしたわけでございますけれども、27日には欠席、自宅で心を休めていたと、そういう状況でございます。28日の金曜日も休みましたが、学級担任家庭訪問いたしまして、様子はどうだい、落ちついたかいという話をしてきたということでございます。そして、土日が明けまして、5月31日にはまた学級担任家庭訪問いたしまして、ちょうど中学校の郡市競技大会が始まるものですから、学校があちこち競技大会に出かけるために生徒がほとんどいなくなるというふうなことでしばらくまだ休んでいるのかと。この間どうやって過ごしたらいいのかというふうな指導をしてまいりました。6月の大会が終わりまして、6月4日の金曜日から登校し始めておりますが、すぐに自分の教室に戻ることができませんで、小会議室という部屋に入りまして、そこで自分のできる作業、美術だったそうですけども、やっております。そして、それを2日、3日と続けまして、6月9日の水曜日には先生と今度もう絶対こういうことを起こさないねと、そういったいろいろの約束をしながら教室に復帰いたしました。  以上でございます。 ◆22番(猪熊豊君) そういうふうな地道な努力が学校側としても行っているということですが、教室に復帰しましたというのが教育長の最後の言葉でした。教室に復帰することも大事ですが、暴力を振るったことに対する反省、そして被害を受けた生徒に対する謝罪、これはどのようになっていますか。 ◎教育長(關根忠君) 本人の反省は、学級担任の話し合いの中で何度も出ていると聞いております。ただ、今後もまた発作的に起こるということがないとは言えないかもしれませんので、そのことについては学級担任が繰り返し様子を見ながら指導していると、そういったことを続けております。  なお、謝罪につきましては母親がですね、本人の母親。後日、数日後に各被害者の家庭へ回りまして、謝罪をしたと。本人は、まだそこまでに至ってはいないと聞いております。  以上です。 ◆22番(猪熊豊君) 残念ながら本人が謝罪をまだ具体的な行動としてはされていないと。反省はしたけども、謝罪されていないということに私はまだ解決の見通しがついていないなというふうに思います。やはりしっかりと自分が行ったことに対して反省したならば、次の行動としては謝罪するということが繰り返さない大きな試金石ではないかなと思います。  もう一つ大事なことは、何かあったら学校はすぐ警察へ連絡するんだというような形でほかの生徒への影響、やはり私はこれが一番心配される。本来中学校3年間というのは修学旅行もあるし、新しい友達もできる。先生との交流も行われると。そういう中でこの学校というのは何か問題起こしたときに警察へ連絡する学校だったんだと深く心の中にそれがすり込まれてしまうような状態になっている。私は、やはりここが今教育として問われている。もう少し大人の社会がその問題がある生徒に対して体ごとぶつかっていくという姿勢が足りなかったんではないかなと、または地域の力も足りなかったんではないかな。その子供とその親が問題であると。徹底的に反省しなさい。お母さんは、一生懸命謝りに回る。本人は、まだ謝りに回らない。ぜひこの問題を契機としながら一体どうしたらいいのか、学校はどうあるべきなのかということを関係者、地域の皆さん含めて、私も地域の一員ですけども、考えていく一つの大きな契機としなきゃならないというふうに思います。  以上で終わります。 ○議長(土田春夫君) 13番、阿部周夫君。 ◆13番(阿部周夫君) 5月26日に事件が発生しました。私のほうちょっと市内におりませんで、携帯電話で保護者からこういうのがあったという話でしたけども、その子はですね、加害者の子は4月に市内の中学校に入学したわけですけども、非常に背の大きい、入学式私ども覚えていますが、背の大きい子だなという印象でした。それでですね、私が聞いた話ですと、入学式の次の日から暴力を生徒に振るったという話を聞いております。この生徒のまず事実関係として、この5月の26日の事件まで、この当局報告に載せている事件までに何回ですね、生徒、教師はちょっと私わからないんですけども、生徒に対して暴力的な行動を振るったのか。私は、事前にこれは防げたのではないかと。今回が初めてだったらですよ。初めてでなかったら、私が聞いているのは入学式の翌日です。翌日の最初の私が聞いているのは授業中です。授業中に生徒に対して暴力を振るった。ということは入学式が4月の6日か8日、この事件の約1カ月半近くも前のことですよね。であれば、そういうのが想定されたのではないかと。この当局報告の中にもかっとなって自分を抑えられない状態。たしか担任もその部活の顧問であると、私もそういう認識しておりますし、小学校時代もなかなか教室に入らずにいわゆる授業にならなかったと聞いておりますけども、その辺でですね、この5月26日の間、これ以前に彼が入学してから教育委員会にどういう形で何件ぐらいそういう報告があったのか。それと、この生徒が児童のとき、小学校時代全く問題がなかったのか。もしそういうのがわかっているんであれば、これは事前に防げたと私は考えていますけども、その辺どのような報告を受けているのか。5月26以前のですよ。中学校に入学してからと、あと小学校時代も含めてこの加害者の生徒について特別に問題がなかったのかどうかお聞かせください。 ○議長(土田春夫君) 教育長。 ◎教育長(關根忠君) 今議員さんおっしゃいましたように入学早々にいろいろ目立つ行動が顕著になりまして、学校でも小学校からの申し送りも持っておりまして、それに対応する体制は一応あったかと思います。教育委員会には、かなり綿密に報告がございまして、私の手元にも4月分、5月分とその都度何が起こったかというふうなことを報告をもらっております。暴力を振るったといっても、これがなかなかどの程度かということが難しいのでございます。例えばガムをかみながらきょうやってきましたという報告もありまして、こういったのがちょっとまた暴力までいきません。そういったことで何度あったかという数字はちょっと今難しいのでございますが、さまざまな問題を抱えていて、それに対して学校側もそれに対応する体制は一応持っておったと、そのように思っております。  じゃ、また以上でございます。 ◆13番(阿部周夫君) この土曜日ですかね、土曜か日曜、私その子が住んでいる近所の方とお話ししまして、非常に声をかけると素直な子だという話をしていました。先ほど猪熊議員もありましたけども、暴力本当にいけないです。これは、絶対いけないことですけども、対応ですよね。子供の対応の仕方。きちんとした対応をすれば、私が聞いているには、ここにも書いてあるように1年生の子供ですので、まだ12歳か13歳であります。だから、近所の子は非常に声をかけると、いや、おじさん、こうだよとか、そういう話をすると。非常におとなしくていい子だという声も聞かれました。そうではない話もありましたけども、そういう方も結構おりました。その辺でですね、学校の対応で二度とこういうことのないようにということで、平成21年の3月議会でですね、今市長も教育長もそこにはおられなかったわけです。ちょうど五十嵐市長、それと佐藤教育長、これも五泉市内の中学校で、これは逮捕された問題が起きています。そこにでも二度とこういうことがないように再発防止に努めてまいる所存でありますと、これ1年前の言葉なんですよね。これは、当時の佐藤教育長の言葉ですので、關根教育長は2月に就任されましたので、そのことについてどうこう私は今の教育長には言いませんけども、行政は継続しています。職員は、その間同じわけですから、首長もかわったんで、当時のことを今質問してもあれですけども、これ本当二度と起こらないようにこの5月26日にその加害生徒に対応していたことと5月26日以降どう学校として、教育委員会としてその加害生徒の対応に変化がありますか。もう二度とこのようなことがないように新たな手段を講じたのか、5月26日以前。5月26日、事件があったと。補導されたと。その後学校の対応、学校の担任、今副任制その中学ではとっているかと思うんですけども、それと指導員3人いますよね。それでも問題が起きたと。二度とないようにということでどういった5月26日以前、26日以降、現在どのような加害生徒に対して学校の対応、二度と起こらないための対応を講じているのかお聞かせください。 ◎教育長(關根忠君) 5月26日以前と以後と違いがあるのかということになるかと思うのでございますけれども、全く別のことをやり始めたということはございません。ただ、こういうことが起こってしまった重大性はよく自覚、認識をして、より注意深く本人を見、周りを見、そして本人の人間的な成長に向けて心を掘り起こすことをやっているわけでございます。 ◆13番(阿部周夫君) 先般の商工会議所の新聞に教育長の絆という寸言あります。そこでですね、無縁社会とか、そういうのがないように人間相互のきずなとぬくもりの大きな意味が再確認される時代、そういうのの復活が待望されるということ、まさしくですね、教育長が書かれたのを学校で実践してください。まず受け入れる。生徒を受け入れる、心から。受け入れて、それで話を聞くと。最初からもうはねつけることでなく、受け入れると。そこで、いろいろ話し合うと。そうすれば私は解決策が見つかってくるんじゃないかと。ただ指導員ふやしました、今度呼んだら何々だ、何々だというだけでは、多分26日以前と変わらなければまた起こります。その辺ですね、当該生徒のいる校長、教頭、あと教務主任、学力も関係ありますので、含めてですね、教育長、その当該中学校には何度行かれましたか、この事件含めて。私は、先般全員協議会で学校に行ってちゃんと話ししてくれと、状況を把握してくれと、文書だけのやりとりはやめてくれということを申し上げましたけども、教育長はそういう問題が起きてからどのような形で学校とコンタクトをとっているのか。事務的にペーパーでやりとりして県教委に報告、そして当市議会に報告しているのか。直接ですね、校長、担任と教育長は話をされましたか。 ◎教育長(關根忠君) 事件、26日の後ですね、2度私は五泉中学のほうに赴きまして、ただ本人がこの部屋の中で今静かに落ちついてやっていますという話を聞いて、戸のところで戸をあけることはいたしませんでした。もちろん校長、教頭とはよく話をしましたし、校長とは常に情報を交換し、この子今どうだ、今こんな状態だという話をやっております。 ◆13番(阿部周夫君) これ最後にしますけども、教育長のいわゆる県の教育委員会で深めよう絆という運動をことしスタートさせたということですので、生徒を信頼してですね、教育委員会がまず学校を信頼して、学校が生徒を信頼、お互い、地域も含めてですね、生徒の幸せのためにですね、ぜひともですね、学校とですね、繰り返しになりますけども、直接出向いて話をしてください。今のまんまですと、私が聞く限りだと、まだ父兄の人で不安な方が半数以上います。不安だと。というのは結局学校のとっている対応、教育委員会の指導している対応が十分でないので、そういう不安を覚えているかと私は感じております。昨年度起きた市内の小学校、これは逮捕後ですけども、いろいろ指導主事等も含めて高校入試には不安がないというような形で緊急保護者総会を、これは前教育長時代に開いた経緯もあります。その加害者生徒、被害者生徒、それとその学校全体に今不安になっている児童、そして親御さん、地域がありますので、その辺ですね、教育長が先頭となってですね、学校、生徒、地域のためにですね、本当きずなをもってですね、この問題の解決に取り組んでいっていただきたいと思いますけども、教育長、どのように考えていますか。 ◎教育長(關根忠君) 議員さんと同じように考えております。 ◆13番(阿部周夫君) 本来これは教育部門なんで、教育長に私はあれなんですけど、なかなかですね、教育長から私は明確な今後の方針というか、五泉の教育はどうあるべきかと、後刻に一般質問ありますけど、そこでまたこれとは別な観点から聞きますけども、市長、この五泉市の首長として今回の問題も含めてどのように考えているのか。今後どうするべきか、首長としてですね、お聞かせください。 ○議長(土田春夫君) 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) こんな痛ましい事件が発生したわけであります。安心して教育を学べる学校でありますので、そういった安心感を持ってですね、子供が教育に本当に真剣に打ち込めるようにですね、生徒全体の一人一人のですね、行動を学校長初め教職員の皆さんからですね、生徒と一緒になってこの問題解決、またほかの学校もそうでありますけども、教育でありますので、子供それぞれ夢を持っておりますので、その夢を実践するためにですね、教職員、また生徒一丸となってその学校の雰囲気をですね、楽しい学校生活が送れる雰囲気づくりに一緒になって頑張っていってもらいたい。また、教育委員会といたしましてもですね、それを応援していく立場でありますので、指導しながらそういった雰囲気づくりに努めてまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(土田春夫君) 10番、鈴木良民君。 ◆10番(鈴木良民君) ちょっと二、三気になることがありましたので、お聞きします。  教育長、武道とですね、格闘技、先ほど猪熊議員から空手という言葉出てきましたが、本人は空手じゃないですよね。その辺はっきりしておかないとですね、おかしな認識を持たれてしまうので、はっきりとしていただきたい。 ○議長(土田春夫君) 教育長。 ◎教育長(關根忠君) 武道と申しましたが、テコンドーと聞いております。 ◆10番(鈴木良民君) 武道というのは、古来からあるもの含めまして、テコンドーは武道じゃありませんので、これは格闘技ですので、その辺はっきりしておかないといけないと思うんです。まして空手という名前が出てしまいますとですね、空手の指導者、また今やっておられる人たちに非常に大きな迷惑かかるかと思いますので、その辺の認識はしっかりと持っていただきたいと私は思います。  それから、先ほど市長のほうから事件と言いました。事件にしてしまったのは、これは学校現場です。私このように思います。昔であれば怖い先生がおられて、一発でとめられたはずです。ところが、いろんな問題も含めて今教員というのは少しでも手を上げれば訴えられたり、人権擁護ということで非常に問題になっていると思います。今後もしほかの学校、また当該学校含めてですね、今のような事件というか、問題が起きたときに対処できる学校体制になっているのか、その辺をお聞きします。 ◎教育長(關根忠君) 対処できる学校体制になっているのか、ずばりというふうなことになりますと、お答えできるのは、とにかくそれを目指して今の体制の中で最善を尽くすとしかお答えできないわけでございます。 ◆10番(鈴木良民君) 確かに生徒にですね、手を上げることもできない学校現場でですね、なかなかそれは難しいことだと思っております。ただ、少子化によって学校の先生も非常に人数減っておりますし、また女性教員も多いですので、体が大きい生徒に対してやはり、先ほどから聞いていますと、非常に恐怖感を感じるような、そういう答弁になっていると思います。ただ、中学校の教員であればですね、中学生の生徒の体格が大きくてもですね、成長過程です。子牛が幾ら大きくてもですね、これは非常に弱いんです。そういったことも踏まえてですね、やはり生徒を守るという先生の気構え、自分が殴られてでも生徒を守るんだという気構えがなければですね、これは絶対に精神論でいったり、さっきガムをかんできた、あめは言わなかったですけど、そんなことをですね、報告してくるということはもう偏見の目でその生徒を見ていることじゃないですか。もっと違う方向のことのですね、指導はできないのかと私は思います。はっきり言って今の学校現場すべて及び腰じゃないですか。手が出せない。先生に手を出せとは言いません。でもですね、自分の身を挺して守っていかなきゃならない教育現場ですよ。これは、保育園もそうでしょうし。ましてや、教育長にお聞きしますけど、今さすまたありますね。これは、生徒に使っちゃいけないと私は思っています。使うようなものじゃないと思っています。でもですね、学校で抑えられなければ、じゃどのような体制をつくっていかれるんですか。精神論だけでは、この暴力というのは抑えられないんです。今後そういう暴力ざた起きたときに事件にしないためにはどうしたらいいのかちょっとお聞きしますが。 ◎教育長(關根忠君) 確かに議員さんおっしゃることはよくわかりまして、事件にはしたくないわけでございます。私どもも全く同じ気持ちでございます。議員さんも前段にお話ありましたように、教師は今はるか昔のように手を使って子供たちを指導するとか、そういったことは一切できないわけです。体罰とか、そういったことができないし、言葉の暴力とか、そういったこともできないというふうな中で、どのようにしてこの子供たちをそういった枠の中で真っすぐに伸ばしてやるかについては、模索しておることははっきり申し上げることはできると思います。ただ、具体的な事例でこうやったらどうなるかというときに精神論ではちょっと心もとないというお話でございます。そうなると私も、今申し上げましたように、警察というふうな事件というふうなことはしたくない。精神論でもだめだというふうな、精神論ばっかりじゃ実際に対応できないだろうというふうなことになりますと、身を挺してとおっしゃいましたけれども、結局は教師の体を張ってもという使命感といいましょうか、大げさになってしまいますけれども、その辺になってくるかなと思っております。ちょっとつけ加えますと、この生徒の場合も教員、それから補助学習支援員も体を張ってやったことは何度かあるわけでございます。その気概も忘れるなと、そういった指導をしていきたいと思っております。 ◆10番(鈴木良民君) 家庭で言えばお父さんがですね、強盗が来ても身を挺してでも守ろうという気がなければやはりだめだと思っています。ましてや学校でありますので、自分の子供のような気持ちでですね、守ってあげるという気持ちをですね、やはり教育委員会からも指導していただきたいし、その責任だれが持つんだと言われても非常に大変なことだと思っております。その中で学校としてどういう体制ができるのかということをですね、検討してもらいたいし、またこれもし外部からのものもですね、やっぱり想定して対処する訓練もしていないんだろうと私思います。生徒ならもっと別な体制が、私も現場を見ていませんし、その生徒はどのような子かもわからない中での意見でしかないですけど、やはり学校のあり方、その指導のあり方、その体制づくりというものをもう一度ですね、各学校で協議しながら強い姿勢で子供たちを逆に守っていくんだと。何かあったとき学校の先生は守ってくれるんだという信頼関係をですね、築いていけるような指導をしていただきたい、このように思っております。  以上であります。 ○議長(土田春夫君) 17番、相田豊君。 ◆17番(相田豊君) 先生は、プロの指導者でいらっしゃいますから、細かく口を挟むつもりはございませんが、ちょっと気になったところがございますので、2つばかり質問させていただきます。  先ほど答弁の中にですね、中学校に入ったときに前任校、小学校でしょうか、申し送り事項があったということをおっしゃいましたけれども、その中に多分問題行動があると書かれていたんだと思いますが、そういうものに対して先生方はちょっと色眼鏡で見ていたところがあるんじゃないかなというのが1つ。  それからですね、先ほどそのいさかいの原因がまだわからないとおっしゃいましたけれども、相手方2年生ですね、何かその子を興奮させるような事実があったんじゃないのかなと。その子供の環境もですね、家庭も含めて、その子を取り巻く環境、学校においても、友達関係においてもその子を追い込んでしまうような環境があったんではないかなと思いますけれども、その辺はどのように把握されておられますか。 ○議長(土田春夫君) 教育長。 ◎教育長(關根忠君) まず、最初の小学校から中学校への申し送り事項ということでございますけれども、色眼鏡で見るという言い方がふさわしいとは思わないわけでございますけれども、生徒指導上必要なこと、それからいろいろ個々の生徒の指導をすべき事項ということは、当然これは上級学校に連携する意味で必要なことでございますので、これはあってしかるべきものと思います。今回のこの生徒が小学校時代にどうであったかということは中学校にとって指導する上で必要だったと私も今思いますし、それは色眼鏡というよりも、やはり客観的に必要でなかったかなと考えるわけでございます。  それから、当人がこのようなことを起こす環境があったのではないかというご質問かと思いますけれども、私もかつて教員でございましたのですが、非常に児童生徒が昔と変わっているということは事実でございまして、この生徒もそうでございますが、非常にキレやすいという生徒がふえてきたことは事実ではないかなと感じております。そういった中でちょっとした原因、ちょっとした理由で短絡的に暴力にまで出てしまうということがふえてきていると。この子もその一人ではないなと思いまして、特定に環境が物すごく理由だと、そういったふうには考えていないわけでございますが。 ◆17番(相田豊君) その加害者少年に対してですね、母親が謝って回っている。しかし、本人はまだその意思がないということなんですが、それはその子にもね、何か主張があるんじゃないですか。自分も、暴力はいけませんよ。相手にも非があるんだという自分のね、思いがあって謝らないんじゃないかなという思いもいたします。  それからですね、この報告の最後にですね、適切な生徒指導に努めるとともに、必要に応じ関係機関と連携を密にしてとございます。この関係機関というのは、警察を指しているんですか。 ◎教育長(關根忠君) 議員さんおっしゃいますように、本人の心の中にはきっと自分の言いたいことも確かにあるというふうに考えてやらなければならないと私も思います。ただ、できるだけそのようなことを学校側も配慮しながらやっていると私は思っておりますが、それがまだまだ不十分じゃないかと言われるかと、確かにそういうことも言われても仕方がないというふうな気もしておりますが。  それから、関係機関というのはいろいろございまして、児童相談所とか、カウンセラーとかですね、学校にしますと、私ら教育委員会関係機関になります。さまざまなそういったものでありまして、警察だけを指しているわけではございません。 ◆17番(相田豊君) 当然それはいろんな機関があると思いますが、じゃ警察もここに含むということでいいんでしょうか。  それからですね、先ほどそういう気持ちもあったかもしれないとおっしゃいましたけれども、その加害少年だけでなくてですね、そこにいたけんかの相手、大勢の子供たち、そっちのほうにもやはり、ケアも必要でしょうけれども、プロとしての指導も必要だと思います。  この1点だけお聞かせください。警察も入っているんでしょうか。 ◎教育長(關根忠君) 一応関係機関という広範な中には警察も含まれます。 ○議長(土田春夫君) 12番、石黒俊雄君。 ◆12番(石黒俊雄君) そう長く質問はしないようにしますけども、報告の中で「臨時保護者説明会を開催し、状況報告と今後の対応について説明したところであります」となっておりますが、こういうたぐいののが私もニュースとかで見ますとですね、何か集会があったときにはいろんな保護者の意見というのがインタビューで出てくることがよくありますけども、今までの報告聞いておりますと、そういう保護者の意見といいますか、主にこういう考えだったとか、こういうふうにしてもらいたいとか、またはこういう対応したいとかというようなことはどんなご意見があったでしょうかね。 ○議長(土田春夫君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長兼学校給食センター所長(五十嵐明君) 非常に言いにくいことではございますけれども、当然そういう声もあろうかと思う前提で聞いていただきたいと思いますが、ダイレクトではありませんが、やっぱり不安感から、うちの子もいつ被害に遭うかわからないと。できたらということでの提案はございました。 ◆12番(石黒俊雄君) そういうですね、私らは別な立場に立って今検討しているわけなんですけれども、保護者はやはり自分の子供、直接の立場の方で、学校にも行かれる方もあれば、まだ行かれない方もあるでしょうけれども、そういう自分の子を通して教育というものを見ておって、ある意味では当事者なわけですので、その辺今後の教育行政にやはり生かしていただければということでやめておきますけども。 ○議長(土田春夫君) ほかにありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、日程第4を終了いたします。  ここで、15分間休憩いたします。          午前11時04分 休憩                                                      午前11時21分 再開 ○議長(土田春夫君) それでは、休憩前に引き続きまして再開をいたします。 △日程第5 報告第1号 ○議長(土田春夫君) 次に、日程第5、報告第1号 繰越計算書の報告についてを議題といたします。  当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) 改めまして、おはようございます。先ほどは、北信越議長会並びに全国議長会から表彰されました議員各位におかれましては長年にわたりまして五泉市の市勢発展のためにご尽力いただきましたこと、市民を代表いたしまして、心より感謝と敬意を表する次第であります。おめでとうございました。  さて、ただいま報告第1号 繰越計算書についてご説明申し上げます。平成21年度五泉市一般会計予算の繰越明許事業につきましては、2月の臨時会及び3月定例会において総務費の地域情報通信基盤整備事業ほか1事業、民生費の老人福祉一般管理費ほか2事業、衛生費の新型インフルエンザ対策事業ほか1事業、農林水産業費の水路整備事業、土木費の道路整備事業ほか2事業、消防費の防災基盤整備事業、教育費の五泉小学校耐震補強事業ほか6事業、合わせて19事業の繰越明許費の設定をご承認いただいたところであります。このたび地方自治法施行令第146条第2項の規定により繰越計算書を提出し、ご報告いたします。  以上であります。 ○議長(土田春夫君) それでは、ただいまの報告についてご質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、日程第5を終了いたします。 △日程第6 報告第2号 ○議長(土田春夫君) 次に、日程第6、報告第2号 繰越計算書の報告についてを議題といたします。  当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) 報告第2号 繰越計算書についてご説明申し上げます。  平成21年度五泉市下水道事業特別会計予算のうち、下水道事業費の公共下水道事業費の繰越明許事業につきましては3月定例会において繰越明許費の設定をご承認いただいたところであります。このたび地方自治法施行令第146条第2項の規定により繰越計算書を提出し、ご報告いたします。  以上であります。 ○議長(土田春夫君) それでは、ただいまの報告についてご質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、日程第6を終了いたします。 △日程第7 議第76号 ○議長(土田春夫君) 次に、日程第7、議第76号 平成22年度五泉市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。  当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) ただいま上程になりました議第76号 平成22年度五泉市一般会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。  このたびの補正予算は、平成21年11月から平成22年3月に実施した保育園等の耐震診断結果に基づいて耐震補強工事等を実施することに伴うもので、歳入歳出既決予算総額に3,660万円を追加し、歳入歳出予算総額を209億5,960万円とするものであります。  耐震診断の結果は、鉄筋コンクリートづくりの村松第一保育園、村松子育て支援センター及び木造のひばり保育園、こばと保育園、合計4施設が耐震基準を満たさないというものでありました。このたびの耐震補強工事は、鉄筋コンクリートづくりの施設については目標評点が0.7になるように第一保育園ではスリット1カ所、村松子育て支援センターでは保育室に鉄筋ブレースを1カ所とスリット2カ所を施工する計画であります。木造施設については、目標評点が1.0になるようにひばり、こばと保育園ともに部分的に柱と土台、柱とけた及び筋交いの接合部を金物で補強し、内部と外部から耐力壁を張りつける計画であります。また、保育をしながらの工事は困難であることから、代替の施設が必要と考えております。園児の保育環境の変化を極力抑えるため代替施設をひばり保育園は第一幼稚園、こばと保育園は五泉東小学校とし、夏休みを利用して補強工事を実施したいと考えております。  それでは、歳入の内容について申し上げます。  20款市債3,660万円の追加は、1項市債で子育て支援センター耐震補強事業費充当債650万円及び保育園耐震補強事業費充当債3,010万円であります。  次に、歳出について申し上げます。  3款民生費4,200万8,000円の追加は、2項児童福祉費の追加。これは、児童福祉総務費で村松子育て支援センターの耐震補強工事600万円及び児童措置費でひばり、こばと、第1保育園の耐震補強事業にかかわる耐震補強設計監理委託料380万円、代替施設に設置する冷房設備借り上げ料400万円、耐震補強工事2,650万円の追加が主なものであります。  12款予備費540万8,000円の減額は、歳入歳出を差し引き、減額するものであります。  次に、第2表、地方債の補正であります。子育て支援センター及び保育園の耐震補強事業の限度額を追加するものであります。  以上、補正予算の概要を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。  以上であります。 ○議長(土田春夫君) それでは、これより質疑に入ります。ご質疑ありませんか。 22番、猪熊豊君。 ◆22番(猪熊豊君) 今市長のほうから保育園の耐震補強の工事についての提案がありました。五泉市内にある保育園は、その地域の避難所として指定されていると思いますけども、今回この耐震補強工事を予定されている5つの保育園、これをすべて地域の避難所として市が指定しているところになると考えますが、どうですか。 ○議長(土田春夫君) 丸山総務課長。 ◎総務課長併選挙管理委員会事務局長(丸山伸夫君) 保育園につきましては、避難所に指定してございます。 ◆22番(猪熊豊君) 市が指定した避難所、地域の人たちが何か災害が起きたときにその身近な保育園に駆け込むといったときに市が指定している。しかし、それを耐震診断してみたら極めて危険な状態になっている。震度幾つでもう倒壊する危険があるというところも木造ではあると。これは、やはり早急に手当てしなきゃいけないというふうに私は思います。保育園は、小さな子供たちが1日過ごす場所です。災害時小さな子供たちが自分の身を守るということはなかなかできません。保育園では、お昼寝もされます。少ない人数の保育士さんで何か事故が、災害が起こったときにその保育園が危険にさらされるということはあってはならない。安心した施設でなけりゃいけないというふうに思います。この耐震補強工事は、先ほど説明がありましたけども、構造的な補強工事、耐震壁とか鉄骨を入れるとかいう構造的な補強だけではなくて、例えば激しい振動で窓ガラスが飛散する、または天井にある蛍光灯や天井が落下するのを防ぐということも同時にやっておかないと建物は大丈夫だったけども、窓ガラスや天井または照明器具によって下に寝ていた子供たちがけがをしたということはあってはならないと私は思うんですけども、今回のこの耐震補強工事は単に構造的な補強だけなのか、それともそういうところもちゃんと考えてやるのか、どうですか。 ○議長(土田春夫君) 杉山こども課長。 ◎こども課長(杉山信二君) このたびの耐震につきましては、構造的な補強ということで考えております。ただ、診断の中でいろいろな指摘も受けてございますので、これらについてはなお検討させていただいて今後の課題ということで対応できるものは早急に対応していきたいというふうに考えています。 ◆22番(猪熊豊君) ぜひ構造的な面で補強することも大事ですが、建物は残ったけども、下にお昼寝していた園児たちが蛍光灯や天井が落下したことによって、または蛍光灯が破裂したことによって、または窓ガラスが壊れたことによってけがをするということがあってはならないと私は思います。その点でも十分大人の責任として窓ガラスは例えば飛散防止用のフィルムを張るとか、いろんなことができるわけです。蛍光灯については、落下防止の枠をつけるとか、これはそれほどの予算かからずにやれるわけですから、ぜひ手当てをしていっていただきたいというふうに思います。  それからですね、ひばり保育園、これは五泉市の三本木にあります。こばと保育園、これは五泉市の太田赤海地内にあると。夏休み保育園もやっていますので、代替施設として五泉第一幼稚園と五泉東小学校、それを夏休みというか、8月の期間そこをかわりに保育園として使うと。今回その中でお昼寝がありますので、冷房設備をリースとして借り上げ料、リースとして400万円、これがのっている。わずか1カ月間使うのに動力を引っ張ってきて、そしてエアコンを設置し、また8月の末になると、それを撤去する。これによって市民の税金が400万終わってしまうと。せっかくつくるならば、第一幼稚園や五泉東小学校をお借りするわけですけども、そこでそれが残るように、多少予算的にはかかるかもしれませんけども、それをやるということも一つの方法ではないかなと前にも提案したことがあるんですけども、今回それを借り上げ、リースとしたと。1カ月間使って400万円終わってしまうと、なくなってしまうということについてはどのような検討をこれまでされてきたのか。 ◎こども課長(杉山信二君) このエアコンにつきましては、リースと購入ということで検討させてもらいました。市内の業者から見積もりとりまして、比較検討したところであります。それで、リースにつきましては今ほど予算に計上したとおりですね、400万円程度かかるというような見積もりでございました。それから、購入につきましては、これは購入ということになりますと、天つりとか、いろいろな構造も考えないとだめな状況であります。それから、電気設備関係もですね、結構直さないとだめだというような状況になりまして、結果的にはですね、1,100万円程度の見積もりというようなことになりました。そうしますと、その差はですね、700万というようなことで約2.8倍というような状況になりましたので、経費の節減を図るためにこのたびはリースを選択したということでございます。 ◆22番(猪熊豊君) リースの場合は400万、それからそれを設置した場合にはいろいろと考えて1,100万を超えると、700万の差があると。当然そうなりますと、700万の差があるとやはりリースに、少ない経費でやってしまおうというのは行政として考えるやり方だと思います。ただ、この見積もりをとったときにどういうやり方でその一千百何十万の見積もりを出してもらったのか、私はここが非常に大きな問題だと思う。ある業者に大体幾らぐらいかかるろっかねと聞いて出された金額がそれだった。そうすると、その金額をもう金科玉条のようにしてこれとリース会社から借りたときに400万との違い、700万違うと思い込んでしまう。しっかりと数社から見積もりを出してもらう。あんたとこだったら幾らぐらいですかと。これは、わずか1社しか、市内の業者1社しか見積もりを出してもらっていないというふうに判断していますけども、どうですか。 ◎こども課長(杉山信二君) 見積もりにつきましては、議員ご指摘のとおり1社からしかとっていません。 ○議長(土田春夫君) 13番、阿部周夫君。 ◆13番(阿部周夫君) 今ほどは、1社しか見積もりとっていないと。これ財政課長、1,000万規模のですね、請負等で1社というのは、財政課で今入札やっていますけども、これ考えられることですか。1,000万円以上ですよ。 ○議長(土田春夫君) 小林財政課長。 ◎財政課長(小林康三君) 当初予算でも補正予算でも同じでございますけども、予算を組み立てる際に参考見積もりを徴すことは間々あるわけでございますけども、その場合は大体1社見積もりでございます。ただし、その後執行に際しては、見積もりあるいは入札、複数の会社から競争入札で執行していくというふうになっております。 ◆13番(阿部周夫君) 冷房機のこのリースの見積もり今そちらにあるかと思うんですけども、じゃ何台でどう幾ら、じゃ買い取りだと、どうなって1,000万なのか説明してください。 ○議長(土田春夫君) 杉山こども課長。 ◎こども課長(杉山信二君) リースの場合、第一幼稚園と東小学校ということで、設置台数がですね、第一幼稚園につきましては保育室と遊戯室ということで7台でございます。それから、東小学校につきましては普通教室を使用するということで4台、合わせて11台ということで、能力的にはですね、7.1から12.5キロワットというような能力で見積もったところでございます。あわせまして400万ということなんですが、内訳としてはですね、このリースの場合は床置きということで設定させてもらいました。そうすると、これについては1台がですね、約16万5,000円、これ本体だけです。あとそこに取りつけ云々ということで3万5,000円程度の見積もりでございました。それから、そこに電気設備工事ということで第一幼稚園、それから東小学校のほうの合わせまして約110万円程度というような設備工事が見積もられたところでございます。  それから、購入の場合でございます。購入の場合は、第一幼稚園については天つりのエアコンということで、仕様についてはそのようなことで考えたところであります。冷暖房ということで、これについては冷房は5.6キロワットというようなことで4台ということで、これについては見積もりですと約30万弱というような見積額でございます。それから、もう一つがですね、今度遊戯室ということで広い場所になりますので、これについては能力は7.1ということで、これについては4台ということで30万6,000円程度というようなことでございます。それから、東小学校でございます。これにつきましては、エアコンを4台ということで、共通でございますので、7.1キロワットということで業者のほうから能力計算のもとで見積もりの提出がありましてですね、これが4台で、それからそこに配管工事、それから電気工事などをあわせましてですね、見積もりをお願いしたところでございます。というようなことで合わせまして約1,100万円というような見積もりということで提出がありました。 ◆13番(阿部周夫君) 今の話を聞いていますと、その最初のリースの予定である冷房機、これそのまま買い取ったら幾らなんですか。別に天つけの1,000万じゃなくても、今小学校も8月の25日から運営ですかね、学校が。2学期始まるのが。例えばその1週間とか9月の中旬ぐらいまで使えると思うんですよね。第一幼稚園にしても7台。小学校4台。これまた400万も払って引き揚げてもらうよりも、別に天つきでなくてもですね、これと同じやつを新品で買ったら値段そんな変わんないんじゃないですか。以前パソコンの議論ありましたよね。パソコンは、リースのほうが経済的だとか、効果的だとか、でも実際買い取りのほうが安かったから買い取りにしたといった経緯もたしかありました。これ小林財政課長だったと思いますけども。エアコンもですね、1台16万ぐらいですと、一般的に置くやつって何型、ちょっと詳しいのわからないですけども、安い除湿機も兼ねた分ですと、6畳の部屋の分ですと3万円ぐらいで大手量販店では売っていますけども、そういうのはこういったところには適していないということで仮に大型を買ってもですね、20万近くあれば私は買えると思うんですけども、ただ設置ですよ。エアコン。設置、本当置くだけですけども、今後ですね、第一幼稚園の子供たち、またですね、東小学校の子供たちのことも考えればこの400万がたった1カ月で終わるのじゃなくて、5年とか10年もつかわかりませんけども、もう100万、200万払ってでも5年、10年使われるような方法を選んだらいいのじゃないですか。そのリースをしようとしているものを買い取った場合の金額は幾らですか。 ◎こども課長(杉山信二君) 今ほど申し上げましたリースのこの物件について、じゃ買い取りしたら幾らかというようなことで見積もりはとっておりません。先ほど申し上げたのは、購入を前提とした場合にどういう設備が必要かということで、その設備との比較をしたわけでありまして、このたびのリースの物件についてはそのようなことの見積もりはとっていませんので。 ◆13番(阿部周夫君) これ先議案件で今ここでとってくれという時間もないですので、これ後でまた質問します。  それとですね、根本的な耐震のことについて私も特別委員会や本会議でも質問してきました。21年中にですね、前佐藤副市長をお呼びしたときに耐震工事をしていくという方向で私も、ああ、これで子供たちも安心して園にいられるなと。また、先ほど猪熊議員も避難場所として利用されているのではないかということで、避難場所の安全性の確保という面からも考えて前向きな取り組みだと。これは、子供の命ですから、あれですけども、そしたらですね、先ほどの先回の5月の議会、佐藤副市長は耐震診断はやるが、工事はするとは言っていないという発言をされたと。私にしてみれば開き直った発言ですよね。診断はするが、工事はやるとは言っていないと。あと、こども課の杉山課長も、これは4月ですね。4月の特別委員会で経済性を考えてやめたと。経済性を考えて耐震工事はしないということを明言、これは特別委員会で明言されていると。私は、5月の13日の臨時会の最終日になぜこれを耐震工事をしないのかということで反対の討論を打って本予算を反対したと。そして、その後2週間です。たって5月26日に全員協議会を開催していただきたいという案内があったと。私は、何の案件かなと思ったら早急に耐震工事をしなければならないと。4月にですね、杉山課長が経済性を考えてやらないと。本会議でも佐藤副市長は耐震診断はするが、工事はするとは言っていないと。伊藤副市長にも年次計画で今後対応していくという答弁を考えると、私はこの5月26日、2週間もたたないうちに、まして先議でですね、すぐにやらせてもらいたいということはどういった話し合いがあったのか、当局でですよ。5月の13日の本会議の最終日から全協の開催の案内、これ私が聞いたのが5月26日ですので、ほかの方が何日かわかりませんけども、全協の開催の案内をする前にもしやるんであればその前に事前に調査するはずですよね。全協の開催の案内を出してから見積もりとるとか、そういうことやっているわけじゃないですけども、その5月13日からの経緯、それとあと杉山課長、その見積もりを業者に依頼したのは何月何日ですか。 ◎こども課長(杉山信二君) 今ほど阿部議員の話の中で委員会の話がありました。特別委員会で私のほうでやらないというようなお話がありました。そのようなことは、私のほうは話していないというふうに認識しておりますので、その辺についてご理解をお願いしたいと思っております。  それから、この間の経過でございます。これにつきましては、予算査定が5月にありました。その段階でその耐震診断を受けまして、じゃこれをどのように取り組むかということで市長と協議させていただきました。そうした中で昨年の9月補正で耐震調査の予算をとってですね、3月まで耐震診断をさせていただきました。その結果がこういうような状況になった。それを受けて、じゃ実施する方法はどういう方法があるのかということで一番ネックになったのがこばととひばりの代替施設の関係でございます。そうすると、なかなか保育をできるような市内に施設があるかどうかと、ここの部分が一番ネックでございました。これをこの間検討させていただいてですね、できる可能性としては夏休み期間を利用して第一幼稚園とこばとのそばにあります東小学校についてはですね、そこでできるんじゃないかというようなことが検討の中で出てきたもんですから、関係課と協議させていただいて、その方向についてですね、今後もそのような取り組みについて協力をいただくというようなことでですね、このたびの6月の補正予算で盛るというふうに判断したところであります。そして、それを実施するためには夏休み期間というような限られた中での実施になるというようなことでありますので、このようなことでご提案に至ったということでご理解をお願いしたいと思っております。  それから、見積もりの関係ですが、これにつきましては予算査定の段階、それからその後補正予算の編成の段階においてですね、業者から見積もりをとるなどしてですね、事業費を固めたところでございます。月日については、詳しい資料がございませんので、それについてはちょっと今申し上げることができません。 ◆13番(阿部周夫君) 私は、今本会議上で経済性を考えてやめたと杉山課長が言ったと。私も今思い出しているんですけども、杉山課長は経済性を考えてか考慮してか、そのような言葉で見送るような発言をしているはずなんですよね。議長、休憩してちょっとこれもし私が間違っていれば私もあなたに謝罪しないとだめです。経済性を考えて見送ったとか、しないような発言をしたと、杉山課長がそう言ったように私は認識して今お話ししています。もしそれが私の聞き間違いであれば私あなたに謝罪、議会に謝罪しないとだめですので、これ議長、時間いただいてですね、そのテープをちょっと確認させてください。 ○議長(土田春夫君) 今これ事実関係が食い違っていますのでですね、これから休憩しまして、その辺を精査するということにしたいと思います。したがって、1時15分まで休憩をいたします。          午前11時54分 休憩                                                      午後 1時15分 再開 ○議長(土田春夫君) それでは、休憩前に引き続きまして再開をいたします。 ◎こども課長(杉山信二君) 先ほどの阿部議員の答弁の件について発言をお願いしたいと思います。  午前中での阿部議員からの小中学校、保育園適正配置等調査特別委員会での耐震補強の対応についての答弁について、誤解を招くような対応があったことにつきまして反省しているところであります。今後は、このようなことがないよう対応してまいります。 ◆13番(阿部周夫君) 市長にお伺いします。  今回上程するに当たってですね、私個人的には、これは委員会付託をしてですね、先ほどのエアコンの件、リースではなくて、これ買い取りにして100万でも例えば高くても今後第一幼稚園の園児のために、そして東小学校の児童のために使えるような形でより有効的にですね、執行していったらいいのではないかという、そういう議論が多分委員会になるとできますし、視察等行ってですね、より有意義な形でですね、決してこれは耐震工事ですので、否決するような案件ではないんですけども、これは中国に四川の大地震があって各学校が大規模改修工事に入った。それに伴い、保育園も耐震調査したと。その中でもうやらなければならないという案件だったはずなんですよ、この保育園も含めて。それをですね、5月の臨時会、4月の臨時会には出さずにですね、急に上げてきてくれということを考えるとですね、もっと事前に対応する方法があったのではないかと私も思っております。これ私は厚生経済の常任委員長でありますが、個人的にはこの案件についても突発性のないものに関しては委員会付託が、伊藤市長も議員でいた経験もあるわけですし、委員会での重要性というのは今、国会でもそうですし、本会議があって委員会、それでまた本会議で可決という基本的なルールがやっぱり新五泉市にもあって当然だと思うんですけども、市長としてこの4つの施設ですか、耐震工事に至った経緯について、5月臨時会終了後至った経緯について市長のほうから答弁いただければと思います。 ○議長(土田春夫君) 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) お答え申し上げますが、本当に4月臨時会に、当初予算の臨時会に上程されればよかったわけでありますが、余裕がなかったということで検討を重ねた結果ですね、5月に耐震をやらなければならない。午前中の課長の答弁にございましたように、ほかの施設を見つけてですね、平時の工事ができないかということで検討したわけであります。しかし、なかなか見つからないと。また、じゃ年明けてやるべきなのかということもできませんでした。この6月の定例会にご提案申し上げまして、じゃ期間的なものが足りないということで今先議でお願いしているところでありまして、何とか夏休み期間中にやはりやらなければならないという決断を下した次第であります。その夏休み中にやらなければならないという決断のもと逆算しますと、きょうの今の議論の経過になったということで大変議会の皆さんにはご迷惑、ご心配かけたわけでありますし、十分な審議ができないということであれば本当に申しわけなく思っておりますけれども、いずれにいたしましてもこのこばととひばりの大変なる危険度は高いわけでありますので、何としても夏休み期間中に施工したいと、工事を発注したいということで、完了したいということであります。  また、エアコンに関しましてはおっしゃる経済性、400万、1,100万というお金があるわけでありますけども、本当にその重要性は十分認識しているわけでありますし、財政のない中ですね、やりくりしていかんきゃない。そんな中におきまして400万円の価値というのが本当に重要なところでありますし、それを今リースなわけでありますけども、そのまま残していくということにしましてもですね、この遊戯室等のあんばいとか、そういうようなのを勘案しながらリースで引き揚げるということで結論出たわけであります。そういったことでですね、その後買い取りができないかというところでありますが、検討を重ねた結果、今提案しているわけでありますけども、なお一層その提案申し上げましてですね、議論をしましてですね、検討しましてですね、どういったことができるのか。今提案しているのは、そのままリースでありますけども、また重ねて十分検討と言うと言葉あれですけども、内部で議論させていただきたいと思います。 ◆13番(阿部周夫君) これの件については最後になりますけども、耐震工事を私は否定をしていません。ただ、前段申し上げたとおりにですね、本会議で上程、それで委員会付託、それでまた本会議での採決とより細かい審議をですね、委員会ができるところにあって、それで今五泉市議会では3つの常任委員会があるわけですから、当局に対してですね、突発性な災害が起きて物とか、そういう専決とか、そういう部分に関しては、それはもう先議でも専決でもやむを得ないんでしょうけども、事前にわかる部分に関して私は基本的にはやっぱり委員会付託というのが重要だと思いますので、それは個人の議員としてそのことは申し上げて質問終わります。  以上です。 ○議長(土田春夫君) 12番、石黒俊雄君。 ◆12番(石黒俊雄君) 私もこの先議ということについて少し疑義がありますので、ご質問をいたしますが、今ほど市長のほうからお話がありまして、そのことについてもよくわかりますというふうに言いたいとこなんですが、やはり先議というのは、阿部議員が言われたように、できるだけ避けなければならんと。それから、さきの議会においてもさくらんど温泉が先議で当局のほうは処理しようとされたわけですけども、それでもそれはそういうわけにいかんということで全会一致で常任委員会に付託というふうになったわけであります。  それから、この耐震化工事のことに関しては去年から、もう1年以上も前から小学校、中学校において論議があって、子供の命が危ないという大義の中において、これはやむを得ないだろうということになってはいますけれども、小学校、中学校が子供じゃなくて、保育園も子供なわけですよね。その時点から保育園はじゃどうなるんだという話までしたわけでありますので、その時点では執行者のほうは恐らく保育園の耐震化工事というのは念頭になくて、小学校、中学校というものを一生懸命やっておられたと思うんです。でありますから、子供の命が危ないということであればその時点からでもですね、十分時間はあったはずなわけです。私どもももちろん子供の命がどうでもいいやなんて考えている議員なんて一人もおらないと思いますし、また耐震化工事は一刻でも早く急ぐべきだということはわかります。ただ、それをですね、議会のほうの話は二の次にしてこの保育園の耐震化工事が進んできたということに対しては私は非常に遺憾でありまして、できればやはり先ほどから論議あるように常任委員会で付託されて最終日に可決と。恐らくよほどのことがない限りこの耐震化工事については皆さんに支持されると思いますので、ぜひそのようにお願いできればありがたいと思っています。これについて市長のほうにもう一度ご答弁いただけませんか。 ○議長(土田春夫君) 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) お答え申し上げますが、本当に今議会のルールといいますか、委員会に付託を申し上げまして、十分ご審議をいただき、議決をいただくという手順が当然なわけであります。先ほど申しましたように、その時間的余裕がないというのが本当に申しわけなく、理由にもならない理由だと言われればそれまででありますが、何としてでもですね、ほかの代替施設がないということでありまして、小学校等を使わなければならない。その小学校の夏休みの改修もですね、2学期の通常であれば9月1日、9月に入りましてから第2学期始まるわけでありますが、時数の関係で25日ごろから始まるという、日にちはちょっとあれですけども、25日ごろから始まるということでありますので、5日も早いということであります。その間にですね、小学校を明け渡したい、工事を完了したいということで委員会付託はならないということで、本当に先議で皆さんにお願いして今議論しているわけでありますけども、そういったことをですね、ご理解賜りまして、よろしくご指導のほどお願い申し上げたい、こんなふうに思っております。 ○議長(土田春夫君) ほかにありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(土田春夫君) それでは、ご異議がありますので、起立により採決をいたします。  本案は委員会の付託を省略することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(土田春夫君) 起立多数であります。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  討論に入ります。ご意見ありませんか。 22番、猪熊豊君。 ◆22番(猪熊豊君) 保育園の耐震補強に関する補正予算案に賛成の立場で意見を述べます。  私は、2年前の6月議会の一般質問で市内の小中学校と保育園の耐震診断を行って耐震補強工事をしっかり行っていくこと、将来の統廃合と絡めずに耐震補強を行っていくことを求めてきました。そして、五泉市はようやく昨年11月末からことし3月末にかけて耐震診断調査を行い、今回保育園の耐震補強を行うために補正予算を提案されました。今回提案された建物の構造的補強だけではなく、ガラスの飛散や照明器具や天井の落下防止対策もしっかり行っていくよう強く求め、賛成いたします。 ○議長(土田春夫君) 19番、川瀬圭介君。 ◆19番(川瀬圭介君) 先ほどですね、委員会付託の省略については反対をしたところであります。しかしながら、これ成立させないわけにはいかない案件でありますし、賛成の立場ということになるわけでありますが、しかしですね、先ほどから議論になっておりましたが、これたしか耐震調査9月でしたでしょうかね、やられたと。非常に危険だという結果は9月に出ておる。その後3月にはもうたしか見積もりも終わっておったはずですね。ですから、その間のですね、当局のやはり決断の遅さというのは指摘されてもいたし方がないだろうと私は思います。先議というのは、やはり避けて通るべきだろうと、こう考えているところでありますが、必要不可欠な案件でありますので、賛成としたいと思います。  以上です。 ○議長(土田春夫君) 18番、長谷川真介君。 ◆18番(長谷川真介君) 今の時代、物を持つよりも物を借りたほうが合理的だと、今の社会はそのような仕組みになっております。先ほどから冷房施設の件でいろいろ議論がありましたが、買い取ると1,100万円、リースは400万円だと、こういう説明がございました。したがって、私は物を持つよりも物を借りたほうが合理的だと、このように判断をしております。原案に賛成をいたします。 ○議長(土田春夫君) ほかにご意見ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  採決いたします。  本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第8 議員派遣について ○議長(土田春夫君) 次に、日程第8、議員派遣についてであります。  地方自治法第100条第13項及び会議規則第161条の規定により、お手元に配付の議員派遣書のとおりとしたいのでありますが、ご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、さよう決定いたしました。 △日程第9 市政一般に関する質問 ○議長(土田春夫君) 次に、日程第9、市政一般に関する質問であります。  これより一般質問を行います。通告順により質問を許します。  通告1番、猪熊豊君。 ◆22番(猪熊豊君) 昨年9月に誕生した鳩山政権は、わずか8カ月で終わりました。普天間基地移設問題では、アメリカに対して国外へ無条件で撤去の一言も言えず、沖縄の声を無視して辺野古に建設しようとしています。さらに、政治と金の問題でも全く明らかにしようとせず、疑惑にふたをしたまま、この結果、内閣支持率が20%を割り、ついに退陣に追い込まれました。そして、今月初め鳩山首相を支えてきた菅副総理が首相となりました。しかし、退陣に追い込まれた2つの問題には口を閉ざしたままです。このような中、私たちの暮らしはどうでしょうか。長引く不況により売り上げが減って暮らしていけない業者の人、また小学校や中学校の作文で将来の夢を書き、先生からとてもよくできましたと三重丸をもらったけれど、就職試験を何社受けても不採用となり、もう自分は社会から要らない存在なんだと悩んでいる若い人たち、今市民を取り巻いている長引く不況や非正規雇用は自然現象ではありません。人間がつくり出したものです。政治は、これまで何をしてきたんでしょうか。大企業には法人税を大幅に減税し、庶民には増税、使い捨ての労働者、非正規の労働者をつくり出した労働者派遣法、今ほど政治の責任と役割が問われているときはありません。私は、市民の暮らしを守る立場で質問します。  まず、大きな1点目は新教育長の決意と考えについてお聞きします。午前中の当局報告でもありましたが、先月末、市内の中学校で1人の生徒がほかの生徒たちに暴力を振るう問題が発生しました。そして、学校と教育委員会は警察を要請し、その生徒を補導しました。昨年も市内の別の中学校で暴力問題が発生しました。学校現場で一体何が起きているのでしょうか。先生と生徒が心から触れ合うことができているのでしょうか。キレる子、キレやすい子、授業についていけない子、友達関係が築けなく悩んでいる子、その一方で君が代、日の丸の強制など管理教育が強められてきています。教育長は、長年中学校の先生でした。五泉市の教育の課題、解決しなければならない点などどのようにお考えですか。また、その解決のためどのようにされる決意ですか。  教育の2番目は、子供たち一人一人の人権を大切にすることです。教育の原点、基本はここにあると言っても過言ではないでしょう。新潟県の公立高校の一般入試の合格発表は、各学校の生徒玄関入り口に受験番号一覧表に書いて張り出しています。合格する人もいれば不合格となった生徒もいます。合格して喜んでいる光景の中に番号がなく、せつない気持ちとなった子供たちもいます。なぜ一覧表で張り出しているのか。合否の連絡は、受験生へ郵送でするなど、それぞれの子供たちの気持ちを配慮した方法をとるべきではないでしょうか。  教育の3番目は、市内の歴史的建造物を文化遺産として後世に伝える取り組みについてです。私は、これまで市内に現存する歴史的な建造物を保存するよう求め、質問してきました。ここでもう一度まとめて教育長の考えをお聞きします。市内には、指定されていないけれど、その評価、歴史的価値を評価すべきものがあります。今から400年ほど前、安土桃山時代につくられた土塁が木越と能代にあります。特に能代の土塁は、東側43メートル、北側80メートル、西側44メートルの規模でコの字形に今も残っています。土塁の高さは2メートルで、下の幅6メートル、上の幅2メートルと大きなものです。そして、この土塁の外側には幅約3メートルから4メートルの堀があったと古い図面には記されています。この土塁の隣は住宅があり、撤去される可能性もあります。教育委員会としてしっかり評価して保存していくべきです。そして、当時の面影を復元した図や説明を記した看板を設置し、文化的遺産として後世に伝えるべきです。歴史的建造物では、明治時代につくられた馬下駅のれんがづくりの油倉庫について私は文化財として保存するよう求めてきました。しかし、市教育委員会では何ら対応した跡が見えません。どのように検討されてきましたか、お聞かせください。昭和の歴史的建造物も私たちの周りから徐々に姿を消しています。私が小さいときは、市内のあちこちに三角形ののこぎり形ののこぎりの歯の形をした機屋さんの工場があり、ガチャン、ガチャンと音がしていました。絹織物の編みかけを見るために北側のやわらかい光を取り込むために特殊な形状をした機屋さん独特の屋根の形です。今市内には、一、二軒しか見ることができなくなりました。五泉の産業を伝える貴重な歴史的建造物として保存する取り組みを行っていくべきです。  大きな2番目は、市の書類が公平、公正、合理的になされているか質問します。1番目は、市がある市民に発行した環境関係の決定通知書の問題です。市は、制限をつけた条件を付して平成18年に申請のあったある市民に決定通知書を発行しました。行政処分に不服があった場合、不服申し立ての仕方を知らなかったために救済の機会を失うことがないよう当然そこには法律に基づいて不服がある場合、申し立てができることが明記されなければなりません。しかし、その決定通知書には一言も書かれていませんでした。これは、明らかに行政事件訴訟法第46条及び行政不服審査法第57条に違反すると考えますが、五泉市の見解についてお聞かせください。  子育て世代を支援するため中学生以下の子供に対して月額1万3,000円を支給する子ども手当制度がこの4月からスタートしました。児童手当や扶養控除をなくして子ども手当を支給する制度で、やってとるようなもので改善すべき点も多いのですが、4月に該当する世帯に申請書が郵送されてきました。五泉市の子ども手当の申請は、現在何件となっていますか。この申請書には、親の年金番号を記入する欄が設けられていました。子育て世代にとって年金番号が事前にわかる人はほとんどいません。まして不況の中、国民年金を未納している人も多くいます。このような中、なぜ年金番号の記入を求めているのですか。不要ではありませんか。この番号を記入できなくて申請をためらっている人が一人でも出ないようにしっかりと対応すべきです。  行政の書類についての3番目は、市役所職員を採用する際、健康診断書の提出を義務づけている問題です。職員の採用は、学科試験、面接試験などで決められます。しかし、五泉市では健康診断書の提出を求めています。職員として採用される前に医師から健康診断書を書いてもらい、その費用も約1万円で、本人負担で提出させています。診断書を書いてもらう人は、医師の問診で「何か悪いところはありますか」と聞かれても「ありません」と答えるでしょう。一人一人の健康に関する情報は、最も大きい個人情報です。なぜ健康診断書の提出を義務づけているのですか。意味のない書類の提出はやめるべきです。もしどうしても必要な書類であれば、採用後に雇用した側の費用負担で行うべきです。  大きな3番目は、市内の産業廃棄物処分場問題についてです。今月11日、糸魚川市が管理する産廃最終処分場で地下水から環境基準の10倍に達する鉛が検出されたと発表しました。この処分場は、かわらやコンクリートなど建築廃材を埋め立てていたことになっていました。なぜこのような環境基準を超える事態が発覚したんでしょうか。行政が自主的、自発的に検査したからでしょうか。そうではありませんでした。不安を抱く住民の声に押されて検査を行った結果、明らかとなりました。五泉市内にも市や民間の産廃処分場が幾つかあります。その周辺の住民の皆さんから異臭がする、処分場からの汚れた廃液が流れてきた、何が埋められているのか心配、市外や県外から大型トラックで持ち込まれているなど不安の声が寄せられています。  そこで、お聞きします。1、市内の産廃処分場の実態と市外、県外から搬入されている産廃の種類と量はどのようになっていますか。  2、住民の皆さんから不安や苦情はどのように寄せられていますか。  3、処分場の中での地下水調査や環境調査を行ってきましたか。また、その結果は住民へ公表されてきましたか。  4、住民が安心して暮らしていけるよう環境保全条例の制定をすべきです。  大きな4番目は、口蹄疫の問題についてです。ことし4月20日に確認された宮崎県の口蹄疫は、その後被害を拡大し、これまでに感染または感染の疑いがある家畜が見つかった農場は200カ所を超え、処分の対象となった牛や豚などの家畜は15万頭に上り、日本の畜産史上、過去に経験したことのない非常事態となっています。丹精込めて育ててきた家畜を殺処分せざるを得なくなった畜産農家の苦悩は、言葉で言いあらわせないものだと思います。宮崎県や関係自治体の懸命な防疫措置にもかかわらず、被害は拡大し続けています。感染拡大を防ぐと同時に、被害を受けている農家に対する補償や今後の経営再建について国の支援が強く求められています。  そこで、伺います。1、口蹄疫は過去に新潟県でも発生したことがありますが、その実態はどうでしたか。  2、市内の牛や豚などの偶蹄類の種類と頭数はどうなっていますか。  3、口蹄疫の拡大防止と市内への病原体侵入を防ぐため発生原因、感染経路の解明を強く国に求めるべきです。  4、五泉市の感染予防の対策は十分ですか。万が一発生した場合の埋設処分の用地は確保されますか。  5、感染予防対策による経済的負担で農家経営に支障が出ないように必要に応じて公費助成を行うことを国に強く求めるべきです。  6、農家の相談に応じられる獣医を加えた専門体制を確立すべきです。  7、風評被害を未然に防止するため正確な情報の広報を行うことが求められています。  8、五泉市役所に宮崎県への口蹄疫募金を行う窓口を設置するべきです。  質問の最後は、中小業者の育成政策についてです。第1は、住宅リフォーム制度の創設についてです。市内の大工さん初め中小零細業者は、景気の後退と大手ハウスメーカーの参入によって仕事が大きく減少しています。住宅をリフォームする市民に対して市内の業者を使うことを条件に費用の一部を助成することは、経済波及効果は大きなものがあります。私は、昨年9月議会で住宅リフォーム制度の創設を求め、一般質問しました。そして、緊急経済対策の一環として検討してみたいと市長は答弁されました。私が昨年9月に質問したときは、この住宅リフォーム制度を実施しているのが19都道府県83自治体でした。現在実施しているのは、30都道府県154自治体にふえています。8カ月たちました。五泉市としてどのように検討されたのかお答えください。  2番目は、来年7月に完全実施される地上デジタル放送に対して市内の旅館業の対策についてです。地上デジタル放送の完全実施は国の政策です。国、行政がある施策を推進しようとした場合、これがスムーズに行われるように万全の対策を講じ、国民に負担をかけることがあってはなりません。しかし、現在不況の中、地デジに移行した世帯も多くありません。特に旅館業を営む業者は、各部屋に設置してあるテレビを買いかえなければならず、経済的負担も大きいものがあります。  そこで、伺います。1、市内の旅館の地デジ対策はどのようになっていますか。  2、市独自の地デジのための融資制度を創設するべきです。  以上で壇上からの質問を終わります。 ○議長(土田春夫君) 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) 猪熊議員のご質問に順次お答えいたします。  行政書類についてのご質問であります。まず、市が発行した決定通知書に不服がある場合の文言が記載されていなかったことについてのご質問でありますが、行政事件訴訟法の一部を改正する法律が平成17年4月1日から施行され、行政庁は取り消し訴訟を提起することができる処分または裁決をする場合には当該処分または裁決の相手方に対し、不服申し立て期間等の不服申し立てを行うために必要な情報を書面で教示しなければならないことになりました。これらの教示につきましては、不許可、不開示、取り消し、変更、却下など許認可を否定する処分及び不利益処分を書面で行うものは記載すべきとされています。今後記載について改善してまいりたいと考えております。  次に、子ども手当の申請書になぜ年金番号を記入する必要があるのかとの質問でございますが、子ども手当の認定請求書の様式につきましては国が示した様式を使用いたしましたが、5月18日付で年金手帳等の記号番号については記入の必要がない旨通知がありました。しかし、当市では対象者に4月12日付で通知し、5月20日までに提出をお願いしていましたので、既にほとんどの方から認定請求書の提出をいただいている状況となっておりました。その時点で記入の必要がない旨を周知広報いたしますと混乱を招くことになると考えまして、広報等はいたしませんでした。今後は、年金番号欄のない様式に変更し、対応してまいります。  次に、市職員採用申し込み書類になぜ健康診断書が必要かとのご質問であります。職員採用時の健康診断書は、採用試験の2次試験に合格し、あくまでも採用内定をした人に提出してもらっております。これは、労働安全衛生規則第43条、雇入時の健康診断の規定により提出を求めているものであります。この規則では、具体的な受診項目も定められており、この診断結果を一部参考にし、職場の配置や採用後の健康管理の資料などとするものであります。なお、健康診断の費用も含め、実施方法については今後検討してまいりたいと考えております。  次に、産廃処分場についてのご質問でありますが、まず市内の産廃処分場でありますが、市で管理している産業廃棄物最終処分場が阿弥陀瀬に1カ所あり、市内業者のみの受け入れで、ガラスくず、コンクリートくず、陶磁器くずの搬入を許可によって行っております。昨年度の状況は、コンクリートくず、ガラスくずで67トンでした。このほかに民間の産業廃棄物処分場が1カ所隣接地にあります。この民間の施設については、ゴムくず、金属くず、ガラスくず、コンクリートくず、陶磁器くず、瓦れき類、廃プラスチック類の許可を受けており、平成20年度の搬入実績は2,130トンであります。これらは、下越地方の中間処理施設で処理されたものを搬入しているとのことで、市内外の区別は不明であります。  次に、住民の苦情についてでありますが、市で管理している産業廃棄物最終処分場についての苦情はありませんが、平成20年9月ごろに民間の産業廃棄物処分場の近くの方より排水について悪臭がするとの苦情がありました。その際は、すぐに産業廃棄物の所管である県へ連絡し、ともに現地調査を実施いたしました。県は、最終処分場内のたまり水から悪臭が発生していることを確認したため、改善策と水質調査について指導を行いました。改善策としては、排水をろ過する装置を設置したり、雨水が埋め立て場所に流入し、廃棄物が水没しないような対策を講じたことにより悪臭は改善されております。また、水質検査の結果は異常は確認されていませんでした。周辺の環境調査と住民への公表についてでありますが、現在民間の最終処分場は観測用の井戸により年1回水質検査を実施し、県へ報告しており、異常は認められていないとのことであります。県では、水質等の汚染があった場合、住民に対し公表することにしております。また、5月19日に公布された廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部改正では廃棄物処理施設に対する都道府県知事の定期検査が義務づけられ、施設の維持管理情報についてもインターネット等により公表が義務づけられることになります。市といたしましても産業廃棄物の適正処理については県と連携し、対応してまいりたいと考えております。  次に、住民のためになる環境保全条例の制定についてのご質問でありますが、現在市では五泉市環境基本条例があり、環境の保全について市や事業者の責任をうたっています。ご指摘のありました内容については、検討してまいりたいと考えております。  口蹄疫問題に関するご質問に順次お答えいたします。最初に、新潟県でも発生したことがあるのかとの質問でございますが、明治41年に新潟、東京、神奈川、兵庫で発生し、522頭が感染しております。  次に、市内での偶蹄類の種類と頭数についてであります。農家で飼育されている偶蹄類は、2月1日現在で乳用牛が488頭、肉用牛が954頭、豚が2,071頭、合計3,513頭が飼育されております。また、新潟大学農学部附属フィールド科学教育研究センターには乳用牛が22頭、ヤギが3頭、羊が5頭、合計30頭が飼育されております。そのほか、村松公園内に18頭のシカを市が飼育しております。  次に、対策についてのご質問であります。県の説明会を受けて5月25日に課長会議を開催し、情報を共有するとともに、関係する12課により五泉市口蹄疫対策連絡会議を設置し、国、県からの情報収集と連携を図りながら防疫対策に万全を期することとしております。また、口蹄疫発生時対応マニュアルについては、県は5月末に作成を完了しております。市町村については、6月末が作成期限となり、県のマニュアル等を参考に作成作業を行っております。  公費助成、また獣医師の相談業務、義援金についてのご質問でありますが、今後の宮崎県の状況を見ながら関係団体などと協議しながら検討してまいりたいと考えております。  次に、住宅リフォーム制度の創設についてであります。市では、従来から建築業界の振興等を支援するためマイホーム等建設支援事業を実施しておりますので、新たに住宅リフォーム制度の創設については難しいものと考えております。マイホーム等建設支援事業の21年度の実績は、申請件数27件、支援金額372万9,000円であります。  次に、市内の旅館の地デジテレビ導入状況と対応についてであります。質問なかったみたいですけども、答弁させていただきます。市内16件の旅館に対し導入状況等について調査を行ったところ、旅館全体のテレビ所有台数は276台に対し地デジテレビ導入台数が100台で、導入率36.2%になっております。  市独自の融資制度の創設または利子補給についてでありますが、現在行っております融資制度で対応できると考えておりますので、旅館等へ周知してまいります。また、利子補給については既存の融資制度をご利用いただければ保証協会の保証料の補給を行っておりますので、新規の利子補給については考えておりません。  以上であります。 ○議長(土田春夫君) 關根教育長。 ◎教育長(關根忠君) 猪熊議員のご質問に順次お答えいたします。  初めに、児童生徒の問題行動について申し上げます。平成20年度の市内中学校の暴力行為の報告件数は11件であり、生徒1,000人当たり6.6件の発生率であります。暴力行為等の問題行動につきましては、県の発生件数を見ましても年々増加しております。また、発生率につきましても生徒1,000人当たり14件弱であり、全国値の12件を上回るなど憂慮すべき状況であり、生徒指導上の諸問題の解決は喫緊の課題であると思っております。問題を抱える生徒には、適切な生徒指導に努めるとともに、必要に応じ関係機関と連携を密にした対応が不可欠であると常々校長会等の場において指導してきたところであります。今後も引き続き未然防止、早期発見、早期対応のための生徒指導体制の強化を図るとともに、学校間、地域、関係機関との連携に基づく指導や支援活動を展開してまいりたいと考えております。  次に、子供たちの人権を大切にする取り組みについて申し上げます。児童虐待やいじめ、体罰などの子供に対する人権侵害は、決してあってはならないことであると思っております。各学校では、人権教育を推進するため組織的、計画的な校内研修の実施や各種研修会への積極的な参加を通して人権に関する認識を深め、教職員一人一人の人権感覚を高めるとともに、指導力の向上に努めております。また、このような学校での取り組みに加え、関係各課、関係機関と連携し、いじめ防止や児童虐待防止、要保護児童の権利擁護対策などの取り組みを積極的に推進しているところであります。今後も人権侵害から子供を守り、子供の人権が尊重される社会づくりに努めてまいりたいと考えております。  なお、高校の合格発表につきましては個人情報を保護しながら間違いがないように正確に、また迅速に受験生に伝えるため受験番号だけを一覧表で張り出しているものと思っております。  以上でございます。 ◆22番(猪熊豊君) 教育長、いいです。時間がどんどんなくなりますので、歴史的な文化遺産については答弁が漏れていますけども、後でゆっくり聞かせてください。私の時間がなくなります。そのような答弁を何遍繰り返しても何ら問題は解決しないということだけは、先ほどの学校の問題、人権の問題はっきりしていますので、もうそれ以上無意味な答弁は要りません。  そこで、お聞きしたいのは市長は先ほど制限をつけた条件を付して決定通知書を出したと。今後記載するよう改善していくというふうに答弁された。法律を守るというのは、行政のイロハですよ。法律がそのように変わっていたことを知らなかったと。知らなかったから今後改善すると。じゃ、そのときに該当された方に対してどうそれを説明されるのか、ここが大事なんですよ。知らなかったからわかりませんでしたと言うんだったら、行政は要らないんです。知らなかったことに対してしっかり反省して、その当事者に対して謝罪する。法律を守るべき行政がそこを知らなかったということでは済まない。まして金をもらっているわけですから、行政は税金を集めて。市民から。知らなかったでは済まない。しっかりと対応することが求められている。今後改善しますではだめ。  次に、労働安全衛生法の第43条に基づいて市役所職員の内定時に健康診断書を提出してもらっていると。この労働安全衛生規則第43条の主語はだれですか。主語。雇用される予定の人は、健康診断書を提出しなければならないと、その事業主に。そういうこと書いていますか。どうですか。明確に答えてください。主語はだれなのか。だれが健康診断をしなけりゃならないのかと。まず、ここ答えてください。 ○議長(土田春夫君) 丸山総務課長。 ◎総務課長併選挙管理委員会事務局長(丸山伸夫君) 診断書の件であります。1次試験、2次試験、それから先ほど申し上げましたように、合否の内定を出すときにいただいております。今ほど申し上げた労働安全衛生規則ですが、43条ですけど、「事業者は、」という出だしになっております。それで、先ほども市長のほうで申し上げましたけども、費用も含めてちょっと検討させてもらいたいということで市長のほうで申し上げたということでございます。 ◆22番(猪熊豊君) それと、もう一つ最初にあったのは行政不服審査法、行政事件訴訟法、もう一つ言えば国家賠償法、この3つが救済3法と呼ばれている法律ですね。国民を守るために。行政から。今回の問題については、この行政事件訴訟法第46条と行政不服審査法第57条に触れていると、違反していると。それに対して今後改善していきますとかいうことでは済まない問題だと。法律を守るべき行政として今後守っていきますではだめなんですよ。その決定通知を出した相手にどうされるのかということを明確に答えていただきたい。  もう一つついでに言いますと、市内の産業廃棄物処分場問題。今月11日に発生した糸魚川で市が管理する最終処分場から、ここはコンクリートとガラスしか入っていない。そこから鉛が環境基準の10倍を超えて検出された。これに対して五泉市内にあるところはどういうふうにやっているか。先ほどの答弁では、観測用井戸で年1回検査をしていますと。この観測用井戸、これは専用の井戸じゃないんですよ。付近の住民の井戸をお願いして、そこからくみ取っていると。こんなことで検査ができるか。糸魚川市でもできなかったんです。そこにボーリングして地下水を採取して検査した結果、大変なことが起きているということがわかったんです。何百メートルも離れた民家の井戸を借りて検査しています、検査していますと。その検査結果が出たときには、もう被害が住民の中に及んでいるということになってしまいます。明確に答えてください。 ○議長(土田春夫君) 笠原環境保全課長。 ◎環境保全課長(笠原伸五君) 猪熊議員1点目のご指摘でございますが、私どもの許可文書ということで出した書類ということでありますが、私どもとすれば答弁にもありましたように不許可、不開示、取り消し等々申請者に対する不利益処分ということであれば当然そういう条項といいますか、付記せねばだめだという認識ありましたが、そうでなかったということで以前からの書類を踏襲して使っていたということで、今後は改めて正規な書類に書きかえ、改めたいということで考えております。  2点目は、民間施設産業廃棄物ですが、ご指摘のとおり近所の井戸を水質検査行っております。それでは水質検査異常ないという結果なんですが、県の担当でございます新発田環境センターとも十分協議いたしまして、付近住民の不安のないような対応を検討してまいります。  以上です。 ◆22番(猪熊豊君) 申請者に不利益な決定がされなかったと今課長は言われた。そこについていたのは、ただしということで制限した決定通知書じゃなかったですか。ただしをつけたんでしょう、そういう項目を。なぜ不利益なことが書いていないと言うんですか。ただし書きをつけた。  もう一つまとめて話します。先ほど総務課長は労働安全衛生規則に基づいて主語は事業主だと。雇用される人に対して健康診断を行うということを書かれていると。ですから、費用負担も事業主がすべきでないかなと私が指摘したものに対してはそのような方向での検討を約束された。高校入試の点では、教育長が人権に配慮した、プライバシーに配慮したと言っておきながら、間違いがないように一覧表で各学校に張り出しているんだと言っている。みんな行政は今までやってきたことをよしとして、それを全部改善しようとしない。守ろう、守ろう、今まで問題はなかったんだ、問題なかったんだと言う。何ら改善されない。そして、税金を使って役所が動いていると。市民のためにはならない。もっと積極的に子供たちのことを考え、市民のことを考え、環境を考え、やっていかなきゃいけない今時代になっていると私は思います。全くこれでは改善されない姿勢が五泉市政として浮き彫りになってきたんではないかなと私は残念でなりません。もし何か反論することがあれば、あと40秒ありますから、大いに反論してみてください。 ◎市長(伊藤勝美君) 反論ではありませんけども、ご指摘のとおり日々改善を行っていきたいと、このように思っております。やはり適正な情報をですね、発信しなければならない行政でありますので、正すものは正すというところで日々改善を全課ですね、やっていきますので、ありましたらまたご指導賜りたいと、このように思うところであります。 ◆22番(猪熊豊君) ぜひ間違ったことに対しては、その市民に対して謝罪をしていっていただきたいということを強く求めて終わります。 ○議長(土田春夫君) 次に、通告2番、阿部周夫君。 ◆13番(阿部周夫君) 愛する五泉市民のために一般質問をいたします。  まず、教育長の考え方として、1つ、教育長の教育理念について、2つ目、五泉市の義務教育をどうあるべきと考えているのか、3つ目、学力低下の対応策について、4つ目、小学校、中学校の適正規模について、5つ目、小学校、中学校の学区について、6つ目、中学校における諸問題について。2つ目として市長の政治姿勢、1つ、五泉市の経済の再建策、2つ目が少子化対策、3つ目が保育行政について、4つ目は新庁舎を建設するのかどうか、これをお聞きいたします。なお、6番、学校における諸問題については議会冒頭の当局報告、そして今ほど猪熊議員の質問にもあったかと思いますので、この部分は割愛させていただきます。またあと、少子化対策については我が五泉市を愛する市政クラブの同じ会派の佐藤渉議員が後で詳しくやりますので、私のほうは簡潔に質問させていただきます。  まず、市長の政治姿勢についてお伺いいたします。1つ、五泉市の経済の再建策。新津管内の有効求人倍率が今現在0.4以下であります。10人に対して4人もパートも含めて仕事がないという状況にあります。そしてまた、正職員の有効求人倍率、これ正規の職員0.2ぐらいしかないんです。10人に対して正職員の割合が2人しか募集がないという状況にあります。その現状を踏まえて閉塞感のある五泉経済の打破のために市長の選挙公約のカシミヤヤギでの経済活性化策は口蹄疫の問題で無理ですので、今現在伊藤市長は五泉市経済の再建策をどうお考えになるかお聞かせください。  2つ目、少子化対策について。21年度の五泉市の生まれてきた赤ちゃん、五泉地区で約250名弱、村松地区で90名強、約350名の新しい命が誕生しております。しかしながら、今現在成人する20歳の人は600人と半数に落ち込んでいる現在、市長はこの五泉市の少子化について今後どのような対策を講じていきますか、お聞かせください。  3番目、保育行政について。統合や幼保一元化、公設民営を含めて今後五泉市の保育行政をどのようにしていくのか市長の考えをお聞かせください。  市長の政治姿勢の最後の4番として、新庁舎は建設するのかを質問いたします。私は、新庁舎の建設は反対です。しかしながら、村松地区の方の中には新庁舎の建設を要望している人が多いと思いますが、新市長は新しい庁舎の建設に賛成ですか、反対ですか。以上、市長に対しての質問を終わります。  続いて、教育長の考え方についてお伺いします。1つ目の教育理念について。教育長は、中学校教員を経て教育長になられましたが、今後ですね、どのような教育理念を持って教育行政に当たられるのかをお聞かせください。  2つ目です。五泉市の義務教育をどうあるべきかと考えているのか。五泉市は、さまざまな諸問題を抱えております。教育長は、義務教育をどうあるべきかと考えておりますか、教育長の考えでお聞かせください。  3番目、学力低下の対応策について。五泉市の義務教育における子供の学力は、政令市の新潟市と比べると劣っていると言われていますが、学力向上のために義務教育で何をすべきか、何が大切なのか、学力向上のために。教育長は、どう考えておられますか。  4つ目、小中学校の適正規模について。現在5つの中学校、9つの小学校がありますが、1学年に7人しかいない十全小学校もあります。小中学校の児童数、生徒数、クラス数の適正規模について教育長のお考えをお聞かせください。  5番、学区について。五泉市の義務教育の小中学校の学区が適正であるのかどうかをお聞かせください。村松小学校、橋田小学校は、卒業時に村松小学校においては愛宕中学校と山王中学校に分かれてしまいます。橋田小学校においては、五泉中学校と五泉北中学校に分かれてしまいます。村松小学校、橋田小学校の卒業時の生徒が分断される問題。そして、羽下地区の子供たちが保育園は五泉市、小学校は新潟市、中学校は五泉市に通っている問題があります。こういった問題とこの五泉市の義務教育の小中学校の学区が適正であるかどうか教育長の考えをお聞かせください。  以上、壇上より質問を終わります。 ○議長(土田春夫君) 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) 阿部議員のご質問に順次お答えいたします。  まず最初に、雇用状況についてでありますが、ハローワーク新津が発行している「雇用統計」6月号によりますと、4月末現在、新津職安管内ではパートを含む有効求人倍率は0.35倍、県の平均0.51倍より0.16ポイント低くなっております。また、常用雇用有効求人倍率は0.25倍で、県平均の0.34倍より0.09ポイント低い数値となっております。五泉市の4月の新規求人、求職状況は、新規常用雇用求人数73に対し新規求職者275人となっており、新規常用求人倍率は0.27倍であり、雇用情勢は依然と厳しいものとなっております。国の景気は、穏やかに回復傾向が期待されるものの、地方では引き続き厳しい状況であり、雇用情勢の悪化懸念が依然残っているので、ハローワーク新津と連携を図り、企業の雇用調整の動向を注視してまいります。また、企業に対しまして雇用維持や求人の要請を行っております。  次に、高校生の雇用について申し上げますが、村松高校の平成22年3月新規卒業者の就職内定率は98.2%、これはパートを含みます。未内定の生徒4名でありました。来年卒業予定の高校生対象の求人は、7月1日から受け付けが開始されますが、昨年同様に新卒者の求人は厳しさが予想されることから、早期の情報収集及び準備期間の確保等を目的として6月23日、就職希望生徒、村松高校60名、五泉高校50名を対象に市内の企業16社から参加いただいて、村松高校において企業説明会を開催いたします。また、今後も就職面接対策など就職活動について市雇用対策協議会などと連携を図りながら支援してまいります。  経済の再建策についてであります。経済状況についてでありますが、国内全般を見れば一部に持ち直しの動きが見られるものの、業種によっては依然として厳しい状況が続いているところであります。当市の地場産業であるニット、織物の繊維産業と農業の基幹産業は、長引く不況と米価の下落などにより低迷する状態が続いております。同時に基幹産業の低迷は市の歳入に大きく影響を及ぼし、税収の減収などにより厳しい財政状況が続いているところであります。施政方針でも申し上げましたが、景気対策につきましては国の経済対策を踏まえ、切れ目なく関連施策を実施するとともに、独自の施策として市内の事業所に対し信用保証料の補給や景気対策特別借換資金を継続しているところであります。また、公約であります地場産業の活性化につきましては私がトップセールスマンとなりまして、企業の誘致や雇用の促進に努めてまいりたいと考えておりますし、地域の活性化のために新しい事業にもチャレンジ精神を持って取り組んでいきたいと考えております。  公約の実現についてどう考えているかとのご質問でありますが、議員各位並びに市民の皆様のご意見を聞きながらこれに努めてまいりたいと考えております。  次に、少子化対策の質問であります。出生数は減少傾向にあることは議員ご指摘のとおりであります。また、今日の少子化は未婚化や晩婚化に加えて核家族化の進行や共稼ぎの増加など子育ての経済的、精神的負担や仕事と子育ての両立の難しさなど考えていかなければならないさまざまな社会的、経済的な課題があります。このようなことから、平成22年3月、五泉市次世代育成支援行動計画、これは後期計画でありますが、これを策定いたしました。これは、前期計画の見直しを行い、地域における子育て支援や親子の健康の確立、教育環境の整備、さらに仕事と家庭の両立支援を加え、平成22年度から26年度までの5カ年間を目標と定めたものであります。具体的には、地域における子育て支援など7つの基本目標を掲げ、23の施策目標に取り組み、市民が未来に希望を持って、また安心して子供を産み育てることができる優しいまちづくりを目指しております。  次に、保育行政に関する質問でありますが、今ほど申し上げましたとおり少子化の進展に伴い、将来にわたって入園児童数の減少が懸念されております。なお、財政面におきましてもいわゆる三位一体改革による公立保育園運営費の一部財源化や施設整備国庫交付金の廃止により、これまで以上に効率的な運営が求められています。このような中で、まず統廃合について申し上げます。現在新市建設計画に基づき、こばと保育園とひばり保育園の統合について委員会を立ち上げて検討を進めているところですが、その他の保育園についても施設の老朽化あるいは充足率の関係なども勘案した上で統合を視野に入れた検討をしなければならないと認識しております。次に、運営方法についてでありますが、国が保育園の民営化の動きを加速させている中で、五泉市においても民営方式の活用も含めた検討が必要と考えております。また、国は来年度の子ども手当について財政上の制約により満額支給が困難との見解を示しており、一部を保育サービス等に回すいわゆる現物支給も検討されているようでありますので、これらの動向にも注視して検討を進めてまいりたいと考えております。  次に、新庁舎は建設するのかというご質問であります。新庁舎については、新市建設計画において産業会館及び生涯学習センターの複合施設と新庁舎もあわせて同じ場所に建設するものとして計画をしたものであります。事業費は70億円と計画の中で最も大きな事業であります。総合計画、前期基本計画では、新庁舎建設事業については今その時期ではないと判断し、後期計画の中で検討することといたしました。しかし、これはいずれの合併した地方自治体についても言えることでありますが、昨今の大変厳しい経済状況、財政状況を考えたとき新庁舎の建設計画については、また新市建設計画の全体も含めて見直しをしなければならない時期に来ていると認識しております。こういった状況を視野に入れながら、さまざまな議論、意見もいただきながら後期計画に向けて検討していきたいと考えております。  以上であります。 ○議長(土田春夫君) 關根教育長。 ◎教育長(關根忠君) 続きまして、阿部議員のご質問にお答えいたします。  まず初めに、私の教育理念について申し上げます。人間は、生まれてそのままひとりでに人間になるのではなく、教育を受けることによって人間になるものであると考えております。したがいまして、人間を人間たらしめる教育という仕事は極めて重要かつ崇高なものでありますので、常にその重みと責任を自覚して当たらなければならないと考えております。具体的な教育目標としましては、みずからの個性と能力を社会との調和の中で発揮し、自分自身の幸福を達成できる人間を育てることであると考えております。そのために基礎、基本となる知識や技能をしっかりと習得させることと、人間と人間とのかかわり方を身につけさせることが重要でございます。この目標を達成するために学校、家庭、地域が一体となって子供を育てなければならないと考えております。教育の成果は、長い目で見なければならないと思いますし、すぐ目に見える形となってあらわれるとは限りません。平凡であっても、地味であってもふだんの堅実な指導の積み重ねが最も大切であるというのが私の考えでございます。  次に、五泉市の義務教育をどうあるべきと考えているかというご質問にお答えいたします。現在の日本の最大の教育課題は、五泉市も含めまして、生きる力を子供たちに身につけさせることであります。この生きる力には、特に次の3つの要素が必要であると私は考えております。1つ目は自己決定力の確立、2つ目は規範意識を持つこと、3つ目は自分と他人の立場を理解し、尊重することであります。これらの要素を備えた生きる力を育成するために基本的生活習慣の確立、集団への適応力の育成、学力の確実な定着、学校、家庭、地域の緊密な連携という4つを柱に小中学校の義務教育を進めていきたいと考えております。  次に、学力向上について申し上げます。学力向上に何よりも重要なことは、児童生徒の学習意欲であり、それを引き出す指導の工夫であると思っております。個人の目標やグループなどの集団としての目標を持たせ、意欲的に学習を進めさせることを実現したいと考えております。次に重要なことは、態度や習慣の形成であると思います。学校での授業をきちんとした規律の中で集中して学習する態度や家庭学習の習慣化が大きな成果を上げると思います。学力向上は、この2点が重要と考えますけれども、もう一つ忘れてはならないことは児童生徒には個人差がありますので、個に応じた指導を進めることも重要であると考えております。以上の視点から、今後も学力向上形成事業などを継続的に実施し、学力向上を目指した取り組みを進めてまいりたいと考えております。  次に、小中学校の適正規模について申し上げます。法令等で示されている標準的な学校の規模を五泉市におきましても標準的な学校であると思っておりますが、地域の特性を配慮し、小規模な学校においても小規模校のメリットを十分生かした教育活動の展開を推進したいと考えております。しかし、ご指摘をいただきました十全小学校のように将来少子化により複式学級という学級編制になるなどの事態が想定される場合には、学校のあり方について検討する必要があるなと考えております。  次に、五泉市の学区について申し上げます。小学校と中学校の通学区域の関係につきましては、小学校と中学校が同じ通学区域に指定されている学校が1小中学校であります。それ以外の4中学校につきましては、複数の小学校の通学区域で編制されておりますが、そのうち2つの小学校は2つの中学校の通学区域で編制されております。また、一部の地域は市外の小学校から通学区域の指定を受けているという状況であります。通学区域につきましては、学校の統廃合などの際に保護者や地域の方々のご意見を踏まえて決定されており、現在に至っているものと認識しております。  以上でございます。 ◆13番(阿部周夫君) まず、市長のほうからであれですけども、実際ですね、今経済、商工の非常に厳しい、農家も今45%ぐらいですか、減反。の中で有効求人倍率も、私0.4と言いましたが、それよりも低い中でなかなかこの少子化も含めて五泉に定住できないんですよね。例えば学校に行った、大学に出た、そこでこちらに職員、議員いろいろいますけども、その子供たちが何人じゃ五泉にいるのか、自分の子供です。私も含めてですね。そういった場合に自分の産み育てた子供が全部五泉にいれば五泉の人口も減ることもないんでしょうけども、それでも今1.3幾つの出生率ですから、自分の子供がすべて五泉に残っても減ると。しかしながらですね、自分のですね、子供も含めて五泉にいられない、要は仕事がないと。兄弟もそうです。そういった状況になると、ますます、これは連動しますけども、少子化、あと高齢化になっていきますけども、市長は先ほどトップセールスマンとして今後、ことしですね、具体的にですね、やっぱりある程度工業誘致なり、何らかしら形にあらわれる、成果というと、急にやって急にはできないんですけど、まず何か実行してほしいんですよね。大きい会社の誘致を必ず月1回やってみると。今企業も大変ですけども、阿賀野市が工業団地を無償で貸すということで五泉の業者に今当たっています、阿賀野市が。私の知り合いのところも来たと。五泉市もしないのかと。私は、そういうのわからないから、機会があるときに聞いてみると。阿賀野市では、今県のほうの工業団地ですかね、あれ。を無償化で貸すというような話があるんですけども、その辺も含めて企業誘致ですね、今新しい産業を育てるといってもなかなか厳しいの私も承知しています。その辺でですね、繊維産業も厳しい。その中で雇用確保どうするかという問題も厳しい。となれば新規の会社を創設するのも一つだと思うんですけども、その辺市長のほうですね、何らかの形が見える形でですね、トップセールスマンとしてやってもらいたいんですけども、その村松の工業団地を無償で開放するような案も含めてどのように考えているのかいま一度お聞かせください。 ◎市長(伊藤勝美君) お答え申し上げます。  大変経済厳しいと、また今おっしゃったとおりですね、若者が住める地域づくりをしなければならない、同感でございまして、そのためには何が必要なのかということになろうかと思います。商工のやはり元気を出していただくというところでありますし、その元気を出すためにじゃどういったことが必要なのかと順々にしていかなければならないと思っております。まず、やはり道路問題もございましょうし、白安線、また新潟に対してのですね、アクセス道路を通勤可能な、今でも40分、50分で通勤可能なわけでありますけども、雪道、冬を考えますと、早出川、阿賀野川の土手沿いを行かなければならん、また峠を越えなければならない、こういったやはり道路事情の問題もございます。夜遅く帰る家族が待っているその不安感を取り除くためにもやはり新潟市におけるですね、道路の開き方と、こういったこともですね、行政と、また議員の皆様と一緒になってですね、この道路問題を考えていきたい、このように思うところであります。お知恵をおかししていただきたいという思いであります。  また、トップセールスマンとしてですね、企業誘致に関しましては本当にどこの企業にも私参ります。こういった企業がある、ああいった企業があるということでお話をいただければ飛んでいきますし、また行政としてもですね、ネットワークを使いながら、また五泉応援団という大先輩も五泉から多くの方が出ております。旧村松地区からも多くの方が都会に出ておりますし、会社を経営しているわけでありますので、そういった方々の力をかりながらですね、考えていきたい。いずれにしても若い人たちがですね、住んで産み育てられる、安心して住める地域づくり、この言葉に関しましては皆さんと同じ思いでありますので、一生懸命頑張ってそのようになるようにですね、努力したいと、このように思うところであります。 ◆13番(阿部周夫君) ぜひですね、これは将来の五泉市の存亡にかかわる問題ですので、少子化と経済の部分ですね。そのうち新潟市に吸収されるのか、もう見放されてしまうのか、ちょっと本当ここ10年が勝負なのではないかと私は思っております。  それと、保育行政についてですけども、今ほど市長のほうから答弁あったんですけども、これ質問でも私しましたけども、五泉地区で二百四十何名、これ市民課から情報を先般もらいまして、これは窓口に来た人の数なんで、実質村松地区でこの本庁の窓口に来た人もいるかもしれないんで、あれなんですけども、五泉地区で250名、約ですね。村松地区で90名。普通人口の比率でいくと100人対200人ぐらいなんですけども、それ以上に村松地区において少子化が進んでいるという状況が21年度の生まれた子供の数であります。実際ですね、駅前地区で企業が倒産した後整地したら村松の人が多かったと。私の周りにもやっぱり村松地区の人が多いということで、その辺でですね、合併しましたんで、五泉地区だ、村松地区だというあれはないんですけども、その辺も踏まえてですね、これは教育長に小学校、中学校の適正、あと保育園が今後どうあるべきなのか、その辺考えていってください。市長のほうでほかの保育園も含めて統合するということです。  それとあと、これ1つですね、こばととひばり、今五泉のですね、東小学校区にはこばと保育園しかありません。以前は、川瀬保育園、第二幼稚園、これは幼稚園になりますけども、ありました。そのいわゆるなくなる条件としてこばと保育園があるからということで、10年もかかってやっと第二幼稚園に関しては第一幼稚園との統合が進んだと。その辺も踏まえて今後ですね、こばと、ひばりについては東小学区に必ず保育園が残る形で私はやるべきだと。これ見るとですね、川東地区には今2園あります。五泉の川東小学区、少ない学区にも保育園があると。その辺感情的なことを言うあれでもないんですけども、やっぱり東小学区のPTAの総会でも東小学区に保育園の存続をということがありました。今検討委員会やっていますけども、これは最後首長の判断ですので、統合する、しないも含めて必ずですね、五泉の東小学校区に、これ1,500世帯あります。そこに必ずですね、保育園を残していただきたいと思っております。この件について東小学区、五泉の東小学校区に保育園の存続をというPTAの総会で満場一致で承認された件について首長としてどのように考えておられますか。 ◎市長(伊藤勝美君) お答えいたします。  保護者の皆さんの思いは、お話のとおり学区に残してほしいということであろうと思っております。そんなところをですね、議論を重ねながらですね、どういった保育園運営、先ほど申しましたように国の補助交付等のあれがないわけでありますので、そういった意味合いにおきましてですね、どういった効率的な、また保育行政で効率的にと言うとしかられるかもしれませんけども、やっぱり費用対効果もございましょうし、そういった意味合いを勘案しながらですね、していきたいと。総合計画等に、新市建設計画等に、机上にのったわけでありますので、そういったところを踏まえながらですね、議論を重ねていきたい、このように思っております。 ◆13番(阿部周夫君) ぜひですね、東小学校区、赤海、太田、下町歩、川瀬、五十嵐新田、これは決して、人口のましてふえているところですので、太田地区に関してもそこからぜひ保育園をなくさないでこれはいただきたいと。これ切に申し上げておきます。  それとですね、今度教育委員会、教育長の言葉ですけども、申しわけないですけど、ちょっと教育長の言われたことが私が毎年卒業式とか入学式で聞くような言葉で、この生きる力というのはたしか、私の勘違いだったら申しわけないですけども、ゆとり教育の中に生きる力というのがあったように私は感じております。今本当に何が一番重要なのか。この生きる力は、自己の今教育長が先ほど決定力だと、規範意識だと、自分と他人の立場を理解する、これを生徒に教えたときにじゃ具体的にどういうことをするのか。例えば生徒に教えるときに、どういうふうに教えたらいいのか。教育長の今話されたのだと、例えば校長に話す、校長が教務主任に話す、教務主任が学年主任に話す、学年主任が各担任に話す、担任が生徒に話すときに生きる力ですよと、義務教育が。実際効果上がると考えていますか。 ◎教育長(關根忠君) 生きる力という言葉は、今議員さんおっしゃいましたように、もうかなり前から出てきていることでございますが、要するに当節の子供たちの様子からこの必要性が叫ばれてきて非常に大きな命題となってきたわけでございます。具体的に申し上げますと、先ほども申し上げましたけども、今の子供たちが他とのつながりを余り持たなく、みずからの世界でネット依存とかですね、そういった子供たちがふえていて、その結果、他とのつき合い方がうまくできなくてすぐキレてしまうと、そういったところに着目しているわけでございます。それで、生きる力というのは結局社会で生きる力を指すものであるから、こういったものは絶対に今後身につかせていかなければならないということでございます。  それで、今議員さんおっしゃいましたように、どんな方法でじゃ、私が3つほど生きる力の重要な要素だと申し上げましたんですけれども、まず自己決定力と言いました。これは、すべて他に頼ってばかりいるというふうなことで人任せ、人からしてもらう、こういったことを今の子供たちが多くなってきた。それに対して自分で思考力とか、判断力とか、表現力とか、そういうものに基づいて自己で決める力を身につけさせることが必要である。それから、社会に生きていく上で規範意識というものは私は極めて大事だと思っておりまして、これも近ごろの子供たちが、若者たちが特に弱くなってきたとかねがね言われているところでございます。もう一つ申し上げましたのが自分の立場と他人の立場を理解し、それを尊重することであると。この自他の尊重、これができないので、先ほどの話に戻りますが、自分の勝手な行動になり、自分の都合だけでキレてしまって身勝手な行動をすると、そういったことがあるんではないかと言われてございます。  じゃ、どうやってこれらを身につけさせるのかということでございますが、これはさまざまな角度から学校のあらゆる教育課程、カリキュラムにこういったものを取り入れていくということが必要であると思います。基本的な教科の学習においては、それほど色が濃く出ませんけれども、学級経営、学級活動あるいは特別活動、その中には部活動も入りますけども、そういったところで今のようなことによく着目して指導して身につけさせていくことが大事ではないかなと考えているわけでございます。 ◆13番(阿部周夫君) 38秒しかありませんので、最後余りにもちょっと抽象的過ぎてですね、教育長にお願いですけども、私のモットーとして強く優しく拳々、これは私のモットーですね。教育長には、熱意と情熱と根気を持ってですね、教育行政に取り組んでいっていただきたい。  以上です。 ○議長(土田春夫君) 3時10分まで休憩をいたします。          午後 2時54分 休憩                                                      午後 3時13分 再開 ○議長(土田春夫君) それでは、休憩前に引き続きまして再開をいたします。  次に、通告3番、石黒俊雄君。 ◆12番(石黒俊雄君) 私は、通告してありますように、子供の命を守る耐震補強工事のことについて少しお伺いしたいと思います。  この前も、あれは全員協議会のところでも話が出ましたけれども、山王中学校の屋内運動場耐震補強工事入札の際に設計者にミスがあり、入札が不調に終わり、また再入札で予定価格が50%増になったことは皆さんもご承知のことと思われます。この設計者のミスを検証するに、私は耐震工事について非常に不安を覚えております。と申しますのは、今回は国交省の国の審査機関としてチェックが3段階にあったと聞いております。それにより耐震の設計は強度不足を指摘され、修正をされたと。しかし、この業者はさらに計算ミスを犯して入札が不調に終わったと。それで、4月22日に再入札して入札価格が50%増になりましたということです。それで、今回の設計チェックは国交省が携わり、3段階の審査の結果でありますが、この業者は2度のミスを犯しました。これは、信頼度は私にすればゼロに等しいんではないかというふうに思っています。人間の思考や癖は、同じような行為に対しては同じような行動をとる傾向にあります。この業者に対してどのような処分をなされたのでしょうか、もう一度お聞きしたいと思います。  また、こども課の保育園の耐震補強工事については先ほどの先議のこともあり、できるだけ省略いたしますが、もし質問がダブるようなことがあったらお許しください。子供の命を守ることに執行者は、先ほども質問したかもしれませんけど、少し鈍感じゃなかったかと、言葉適切かどうかわかりませんけれども。それで、小学校の耐震工事の決定は約1年前。保育園児は、やっとこれから対応するということでありますが、時の流れが速過ぎるのか、それとも反応が余りにも遅かったのかわかりませんけれども、子供の命ということに関しては変わりはないものと私は思っております。それで、同じように保育園の耐震補強工事の設計業者は信頼度のある業者なのかと。これは、また席上でお聞きしますけども、ということは山王中学校の屋内体育館の設計に対しては国交省の審査機関がチェックしました。それで、このたびの保育園の設計のことに関してのチェックはどういうふうになっているんでしょうかとお聞きして、これもまた席に戻って再度質問いたします。  それから、財政の裏づけということでありますが、余りにも合併特例債に頼っているんではないかと。というのは、私も後で見たんですが、繰越明許、先ほどの一番最初のところにご報告ありましたけど、あののを私少し前に財政課のほうからいただきましたけれども、合併特例債について相当な金額が投入されておって、またそれに対する1年前の6月議会の五十嵐課長の答弁については私も疑問に思っているというところで、その件について席へ戻ってからお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(土田春夫君) 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) 石黒議員にお答えいたしますが、ご質問の趣旨とちょっと合わないかもしれませんけども、通告いただいたところと大まか合っていますので、申しわけございませんが、行き違いがあったら失礼いたしますが、自席でまた再度再質問していただきたいと思っておりますが、答弁の順序も異なるかもしれませんが、ご容赦願いたいと思います。  子供の命を守る耐震補強工事についてのご質問であります。初めに、山王中学校屋内運動場耐震補強実施設計委託の経過についてご説明いたします。小中学校の耐震補強工事については、耐震診断判定会の判断を受けて執行しているところであります。判定会は、事前審査、専門委員会及び判定委員会から成っております。当該耐震補強工事は、3月中の工事発注が命題となっていたことから、判定会の判断がおくれると入札、発注もおくれるため気をもんでおりました。審査機関からは、これまでの例から事前審査で了解が得られれば専門委員会、判定委員会とも了解が得られるとの情報を得ておりました。2月中に事前審査の了解が得られたため、3月17日に入札を行うべく公告、縦覧を行いました。ところが、3月9日に開かれた専門委員会で事前審査と違う指摘が行われたという連絡が請負業者からあり、3月15日に入札中止の公告をいたしました。その後専門委員会の指摘事項に対応した設計図書の変更を行い、審査機関に再度確認したところ、委員会は通るとの返答であったため3月18日に公告し、3月26日に入札を執行いたしましたが、入札は不調に終わりました。不調の原因を調査したところ、設計図書に設計数量の算出間違いや設計単価の相違が発覚したため所要の見直しを行い、前回と同じ条件による制限つき一般競争入札で4月22日に2度目の入札を行い、落札業者と契約を締結したところであります。  この山王中学校屋内運動場耐震補強実施設計委託業務にかかわる請負業者の処分、処罰についてでありますが、まず損害賠償請求につきましては工事施工等に伴う損害は発生しておらず、実際の損害は入札を2度行ったことに関する事務費のみであるため損害額を立証するのが困難であり、立証できたとしても少額にとどまると見込まれるため行わないことにいたしました。また、指名停止等の行政処分につきましては五泉市建設工事請負業者等指名停止等措置要領及び同要領運用基準に基づき行っておりますが、これらに規定する指名停止に該当しないため行政処分は行わず、入札指名を1回見合わせた上で注意書を手渡し、今後このような過失のないよう厳重に注意したところであります。  次に、山王中学耐震補強事業の財源についてご説明いたします。当該事業の財源は、全体事業費4億1,998万6,000円のうち国庫支出金の耐震補強事業費交付金が1億2,594万2,000円、地域活性化・公共投資臨時交付金が2,896万9,000円、市債の合併特例債が2億5,160万円で、残りの1,347万5,000円が一般財源であります。  合併特例債のお話がございましたが、合併特例債は合併後の市町村が建設計画に基づいて行う事業に要する経費について合併後10年間に限り財源とすることができる市債であります。充当率は、対象事業費のおおむね95%で、元利償還金の70%が普通交付税で措置されるいわゆる優良債であります。五泉市の合併特例債の借り入れ枠は、おおむね140億円であります。このうち平成21年度までに借り入れた金額は32億6,000万円で、繰越事業と平成22年度予算に計上しているものが合わせて約15億3,000万円、合計で47億9,000万円の借り入れ枠を利用しております。借り入れ枠の残りは約92億1,000万円であります。今後取り組む新市建設計画に計上した事業につきましては、この合併特例債を主な財源として各年度の財政状況を踏まえつつ実施してまいりたいと考えております。  保育園の耐震診断委託調査契約についてご質問でありますが、財源についてでありますが、耐震診断事業費の総額850万5,000円のうち209万4,000円が国土交通省所管の住宅・建築物安全ストック形成事業補助金であります。事業の執行に当たり、請負業者の資格を鉄筋については1級建築士の資格を有し、かつ新潟県や財団法人日本建築防災協会、社団法人文教施設協会または社団法人新潟県建築士会が主催した既存鉄骨造建築物の耐震診断・耐震補強設計講習会を受講した者を有すること、木造については新潟県耐震改修促進協議会が主催した新潟県木造住宅耐震診断講習会を受講した者を有することを条件といたしました。業務の仕様は、鉄筋は鉄筋コンクリートづくり耐震診断基準第2次診断で診断し、木造は建築物の耐震改修の促進に関する法律に基づく告示に基づく精密診断法で診断して、その結果に基づき耐震補強案を立案することといたしました。  なお、保育園の園児、また小学校の児童等の問題でありますが、計画に沿いましてですね、順次耐震診断、耐震補強事業を実施してまいった次第であります。よろしくお願いいたします。 ◆12番(石黒俊雄君) まず、山王中学校のことになりますが、先ほど申し上げましたように、業者については私は信頼度ゼロというふうに思っているわけです。というのは、先ほどあれしたように国交省の審査において、また自分みずから犯した単純ミスにおいて2度もミスを犯したということで非常にその信頼度について不安を覚えるということであります。  それで、この業者はですね、村松体育館を設計しているわけなんでありますけども、このたびは先ほど質問で言いましたように国交省がチェックをしたわけですが、村松体育館についてのチェックはどういうふうになされましたか。 ○議長(土田春夫君) 小黒生涯学習課長。 ◎教育委員会生涯学習課長公民館長兼村松公民館長兼勤労青少年ホーム館長兼村松郷土資料館長兼青少年育成センター所長(小黒常樹君) お答えいたします。  村松体育館につきましては、昨年の12月に竣工したところでございますが、工期を通じまして毎週施工業者と、ご指摘の今設計と監理をした業者、あと私ども行政のほうで毎週1回工程管理ということで会合を持ちまして、その都度設計の内容についてチェックしながら工事を進めてまいったところでございます。 ◆12番(石黒俊雄君) 別の観点でまたもう一つ、保育園のことで同じようなことを聞きますので、質問もいたしますけども、先ほど市長のほうが言われたことからいきますとですね、保育園は3業者が設計やられるわけでありますけれども、こののの診断はですね、講習会を受講した1級建築士が行うものとなっています。それで、ここはいいんですが、作成図は講習会を受講した者が行うというので1級建築士とかなんとかと入っていないわけでありまして、例えばこの業者がですね、講習は行ったかもしれないけども、仕事については自信がなくてほかに丸投げしたところで、それはわからないわけですわ。そうなった場合に、何かが問題が起きたときに果たしてその業者がですね、対応できるのかどうかというところに私は不安を覚えたということなわけでありますけれども、この3業者については課長はその辺のチェックはいかがですか。 ○議長(土田春夫君) 杉山こども課長。 ◎こども課長(杉山信二君) 昨年11月から3月まで委託をやったところでございます。これにつきましては、当然鉄筋づくりの4つの契約につきましては指名競争入札、それから木造でありましたひばりとこばとについては見積もり合わせというようなことでさせていただきました。当然その中で資格については議員がおっしゃったように資格要件を示してですね、それに基づいて見積もりを徴したところでございます。当然そのようなことができるというものの判断の中で契約させていただいたところでありますし、成果品についても私どものほうでチェックをして認めたところでございますので、これに基づいて今後は工事を進めていくということで考えているところであります。 ◆12番(石黒俊雄君) 疑えば切りがないということですので、私は一つの提案をしたいんですけども、この設計の安全性を確保する、また実際に工事するときもそうだかもしれませんけども、意味では構造計算、私も詳しいことはほとんどわかりませんから、専門的なことわかりませんけども、例えば構造計算をするということの部分あたりについては全く違う他の業者に計算してもらって確認するというようなことも必要なんではないかと。そうすると、村松体育館においても、またこれからの保育園の建設においてもですね、その主要な部分についてはチェックを二重、三重にされたらどうかという提案なんですが、どんなもんでしょう。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ◆12番(石黒俊雄君) だから、業者を全然この体育館なり、保育園の設計に全く携わらない人にですね、構造計算なりのところの大事な部分を計算してもらって確認したらどうかということを提案したんですが、それについてお聞かせいただきたいと。 ◎市長(伊藤勝美君) お答え申し上げますが、どの工事もそうでありますが、設計委託契約を結んで成果品が上がってくると、その成果品は100%ある程度信頼しておりますので、それがもう当然だと思っておったやさきの不調があったわけであります。そういったことが起きないようにですね、職員のほうもチェックをしながらですね、やっていくと。二重チェックをかければいいんじゃないかというところでございますが、設計委託契約を結びましたらその委託契約の事業者を信頼するというところであります。 ◆12番(石黒俊雄君) この件については、余り長く別に質問する気もないですけども、先ほど申し上げましたように村松体育館自分たちは安全だ、安全だと言っていたってですね、現にここでミスを2度も犯した業者がやっているわけですよ。それに対して私は不安なんだから、どうかと言ったら、いや、私たちだけでやっていますから、大丈夫ですと、そういう意見ですが、これはその前、一番最初のときの設計については業者及び市の職員だけでチェックされたわけですか。 ◎教育委員会生涯学習課長公民館長兼村松公民館長兼勤労青少年ホーム館長兼村松郷土資料館長兼青少年育成センター所長(小黒常樹君) はい、そうです。 ◆12番(石黒俊雄君) はい、そうですと言われると、おれも困ったんで、できればそこいら辺の対策を立てたいということをやっていただきたいんです。その点は、これでやめておきます。  それで、先ほど申し上げましたように財源の内訳なわけですが、五十嵐課長の名前出しましたけれども、市長のほうも繰越明許のお話しされておられましたけれども、合併特例債は、これ私合併特例債のときの表持っていますけれども、これはほぼその10年間の間に使いなさいということなわけでありますけれども、この内容を見れば、ある意味ではようかん切れを模してあると。それで、耐震工事の補強工事のことについては村松東小学校、川内小学校、この2件が耐震補強等工事改修事業というところに載っていて、金額も定まっています。だけれど、子供の命だということですので、当然合併特例債も使わざるを得なければ使われるということもわからんわけではないですけども、じゃ米びつの中に入っている米はもう数は限られているわけです。そこに使い勝手のいい合併特例債をどんどん、どんどん使っていけば、どっかがへこんでしまって使えないということなわけです。それで、先ほどのと言えばいいか、合併特例債の前に市長が話しされたように、合併特例債をもう一度見直ししなけりゃだめだという話をされましたから、どうぞそのようにまた審議もしてもらいたいと思いますけども、このですね、合併特例債の使い勝手のいい、あと米びつどれぐらい残っているかわからんけども、そののについてですね、繰越明許のところにも数字一緒なわけですけども、合併特例債が全部で5億2,630万載っています。それで、これは国の耐震補強事業交付金と地域活性化・公共投資臨時交付金を合わせても、合計のところの条件いろいろ違いますから、あれですけど、合計のところの数字でいきますと、全体の国は36%しか出さないわけです。それから、いわゆる合併特例債、これ先ほど市長も申されたように95%のうち、そのうちの70%は国が交付税措置をすると、あとの30%については自治体が支払いするんだという話なわけですね。それで、余りにもそれはちょっとさっき申し上げた合併特例債の点からいっても使い道が違うんじゃないですかと言いたかったわけなんですが、そこで21年の6月15日、ここの議事録を見ますと、私どもも決議した中でまた話をほじくり出すのもなんだかもしれませんけど、五十嵐学校課長こういう答弁しておられましたよ。この質問はですね、鈴木議員ですが、さすが5期もやられた鈴木議員そこまで言及しておられたわけですけども、私はぼけっとして聞いていましたから、後になってこの合併特例債の話を聞いてええっと思ったわけですけども、これは最後のほうです。「この設計費につきましては、このほかに残りの額について交付金という形で、地域活性化・公共投資臨時交付金というものを充てるということでしておりますので、端数調整は別でありますけれども、基本的にはこの補助金と交付金の2本立てで、端数は出てきますけれども、自治体の負担はないものということでございます」という答弁しておられるわけです。このことについてはどういうふうに、私はちょっと理解苦しむんで。 ○議長(土田春夫君) 五十嵐学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長兼学校給食センター所長(五十嵐明君) 昨年の6月議会のときには、耐震補強工事の設計費ということでご提案を申し上げました。そのときに申し上げたのは、まさにそのとおりなんで、その段階でですね、4,074万円総体4小中学校でかかるということで、先ほど今議員がおっしゃったように国庫補助金と合併特例債と、それから一般財源、この段階で一般財源は6万6,000円ということでございますので、端数調整は別にしても、ほとんど私どもとしてはここのところで生金はかからないということでの私の発言でございます。 ◆12番(石黒俊雄君) 確かにここでいくと、先ほど私も読んだように設計費というふうに述べておられますが、私もその辺が勉強不足なところもあるかもしれませんけど、じゃその話はよしとしても、この地方債、合併特例債、こののがですね、5億2,630万円あるわけです。そうすると、先ほど申し上げたように144億というもう米びつの満杯の中から、どの程度使われたのかはわからんけれども、5億2,600万円が出るわけです。そのうち大ざっぱに言って30%、これが自治体の負担になるわけでありまして、その辺が私にとってみると相当な負担になるんじゃないかと。というのは、約1億5,000万円ぐらいは自治体の負担になるというわけで、そのほか一般財源から2,870万円ほど出るわけでありまして、こういうですね、ちょっとあれなんですが、合併特例債というのは本来合併で約束をしたそのものの裏づけということを中心にして考えていくわけなんで、先ほど申し上げたように子供の命ということになれば、これは使わざるを得ないかもしれませんけれども、余りにも無計画で来ているんじゃないかというのが私の言い分なんです。その点市長もう一度ご答弁いただけませんか。 ◎市長(伊藤勝美君) 合併特例債、先ほど申しましたように合併後、新市建設計画に基づいてのおおむね140億円と、残りが92億1,000万円ほどあるというところであります。いずれにいたしましても事業を行うにおきまして市債を起こすというところにおきましては、優良債である合併特例債を有効に使っていくと。石黒議員が懸念される計画した事業にですね、そのまま使っていくということを基本に置きましてですね、この合併特例債を有効に使用しているという考えであります。 ◆12番(石黒俊雄君) 子供の安全、安心ということをですね、考えれば金を惜しむものではありませんし、ぜひ有効に使っていただきたいものでありますけども、今後ですね、合併特例債及び新市建設計画について論議していきたいと思いますので、きょうはこれでやめておきます。どうもありがとうございました。 ◎教育委員会生涯学習課長公民館長兼村松公民館長兼勤労青少年ホーム館長兼村松郷土資料館長兼青少年育成センター所長(小黒常樹君) 私先ほど石黒議員のご質問に対しまして、チェックは業者だけなのかというご質問に対しまして、そうですというふうにお答え申し上げましたが、建築確認申請を県に提出する際も構造計算を含めた内容、設計につきまして県の建設担当のほうに提出しておりますので、その際に一応県のチェックを受けているということを申し添えさせていただきたいと思います。 ○議長(土田春夫君) 次に、通告4番、佐藤渉君。 ◆2番(佐藤渉君) 五泉市を愛するがゆえに市長、職員の皆さんよく考えていただきたいと思います。  五泉市から人が近年約500人から600人が減り続けています。そうすると、どういう現象がこれから起きるのか。もう現実としてそうなりつつありますが、まず結婚する若者がいなければ子供が生まれなくなる。産声がなければ産婦人科が続けられなくなる。子供が減少し続けるので、保育園や小学校、中学校の運営もままならない。そして、学校の統廃合も進む。子供たちが遠距離通学をしなければいけなくなり、親の不安や負担が増します。また、新たな仕事場がないので、働き手の若者が市外に出ていくから、農業や今の経済状況により商工業などの産業の維持が困難になる。町じゅうの商店は、商売が上がったりでシャッターをおろす店がふえる。それにより税収入が減り、自治体の経営に逆風が吹き、財政が悪化し、予算の緊縮が迫られる。雪国の我がまちでは、除雪費用なども厳しくなる。まして道路の整備はもちろん、補修工事すら難しくなる。市民生活では、公営バスも運営できなくなったり、当たり前だと思っていたごみの収集のサービスも公共で賄えなくなる。また、各町内会や集落においては昔ながらの祭りや行事を継承するのが困難になり、年を追うごとに伝統文化が失われていく。そして、その現況によりだんだんと地域に住もうという若い人たちはさらに減り、五泉市は活力のないまちへと変容してしまうことになる。まことに寂しい限りです。ですから、人口減少対策で一番の問題点は、以前から申し上げていますように少子化に対し何も手を打たなかったこと、このような五泉市になることが明白なことは市長もよくご存じだと思うんです。  私は、以前から少子化問題のすべての根源は未婚化と晩婚化であると訴えてまいりました。結婚に関して晩婚化の事実として厚生労働省のデータですと、平成21年6月に発表された平成20年の人口動態統計によると、平均初婚の年齢は夫は30.2歳、妻は28.5歳となり、過去最高の年齢になっています。新潟県の場合は、夫30.3歳、妻28.4歳と全国平均とそう変わりはありません。この流れは、全国的に毎年0.1歳から0.2歳ずつ婚姻年齢が増加傾向にあり、晩婚の実態を浮き彫りにしています。さらに、50歳まで未婚だった人の割合も平成17年のデータですと男性は16%、女性が7.2%であり、30年前の男性が2.1%、女性が4.3%と比べて男性がかなり上昇しております。20年後の平成42年、西暦でいいますと2025年ですが、このままの状態でいくと、未婚の男性が30%、女性は20%になると言われています。ますます少子化が増大していく傾向になっております。  では、結婚が人生において何で必要なのかを考えた場合、ある女性の評論家の言葉をかりれば結婚こそが身近で最適な自己成長の場を提供してくれる人生の最高の場であるということです。そして、結婚することにより人としての成長機会を大きく3つに分けて提示しております。第1に、結婚すると夫婦円満な家庭運営や子育てのためにワーク・ライフ・バランスを考えざるを得ないため生産性向上の動機づけが強く働くこと。第2に、パートナーという自分とは違う他人と暮らすことで相手から新しい考え方、生き方、行動の仕方を学ぶようになる。人は、身近な人から最も大きな影響を受けること。第3に、パートナーを得ることで自分とは違う環境に生まれた人や価値観の人がいるという社会の多様性について自分自身の問題として理解できるようになると提言しています。つまり、重ねて言いますが、結婚することであらゆる成長機会がこのようにあります。それを踏まえて私たちにとって一番大事なこととして後世のために今何をしなければならないのかを考え、行動をしなければなりません。それは、地域を成長させるには人口減少社会をつくってはいけないことです。少子化に対し真剣に取り組む、ゆえに結婚対策をいかにすべきか、その取り組み方で地方都市は大きく明暗を分けると思います。今まで述べてきたことを前提に質問いたします。前市長のときにも質問しましたが、伊藤市長に改めてお聞きいたします。  第1に、少子化対策の問題は、大きな原因は未婚化、晩婚化であることはさきにも述べましたが、市内の独身男女が結婚相手を探す、つまり結婚活動を支援するための縁結び課なるものを創設いただきたいと思いますが、どうでしょうか。  第2に、県内において糸魚川市、小千谷市、見附市、佐渡市などで縁結び事業をして予算化し、結婚活動を支援しております。市長は、その状況についてどのような見解を持っておられますか。  第3に、次代を担う若者が減少していく流れに対し、五泉市はどのような少子化対策を持っておられますか。  次に、出会いがあれば結婚へと進みます。次に考えられるのは、結婚すれば妊娠でございます。ご存じのとおり五泉市は産科医がおりませんので、他市に依存せねばなりません。そのことも五泉市の人口減少の流れをとめることができない大きな要因でございます。  そこで、お聞きいたしますが、産科医師の確保の対策をやっておられますか。やっているなら今現在の状況を教えてください。また、やっていないのなら、なぜやらないのか、そのことも踏まえて教えていただきたいと存じます。  産科医がいないことで五泉市在住の妊婦さんは大変苦労しています。それに対して経済的、精神的な負担を軽減してやらねばなりません。通院するにも五泉市は交通の便がよいとは言えません。確かに家族の人に送迎を頼めばよいかもしれませんが、いろんな家庭の事情なので、現実問題難しい人もかなりおります。そこで、経済的、精神的な負担を軽減するために交通費の助成などをするようなお考えはありませんでしょうか。  また、最近都会のほうでは助産婦さんが活躍されていると伺います。産科医の減少により、いろんな面で妊婦さんのケアをやられているとのことです。五泉市では、現在何人いて、どのような活動を支えていくかを教えていただきたい。  赤ちゃんが成長し、保育園に通うときを迎えます。地方経済が芳しくないこの世の中で若者夫婦の所得がそれほど高いものではないとデータに提示されています。ご存じのとおり五泉市は県内において1人当たりの市民所得が最低であります。五泉市が生活支援と子育て支援の観点から若者夫婦が住みやすいまちにするにはどうしたらよいかも考えねばなりません。私は、この点を踏まえて人口減少を食いとめる施策として保育料の無料化を提案したいと存じます。  以上をもちまして壇上より質問を終わらせていただきます。 ○議長(土田春夫君) 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) 佐藤議員のご質問に順次お答えいたします。  結婚活動の支援については、県のにいがた出会いサポート事業において広域的な企画に成果があらわれていることから、各種イベント情報を提供し、積極的な参加をお願いしてきたところであります。20年度は10イベントで52組、昨年度は17イベントで110組の当日のカップルが成立し、年々成果が上がってきております。今年度も引き続き情報の提供を行ってまいりますので、参加していただきたいと考えております。他市の取り組みについても男女が出会えるきっかけとなるイベントの開催が主なものとなっており、当市におきましては村松商工会青年部がめぐり逢いパーティー、五泉青年会議所が婚活パーティーと称して実施しておりますので、未婚、晩婚化における結婚活動を他市の取り組みも参考にいたしまして、市としてどういう役割を担うことができるのか対応について検討してまいりたいと考えております。  少子化対策につきましては、医療費助成や子ども手当の支給などの子育て支援の充実や、保育園や学童保育などの保育サービスの充実、さらに妊婦健康診査などの母子保健事業に取り組んでまいりました。しかしながら、これらの対策のみでは少子化の流れを変えることはできなかったことは深刻に受けとめなければならないと考えております。子育ては、一義的には家庭の責任でありますが、子育て家庭を国、地方公共団体、企業、地域等社会全体で支援することが求められています。今後国の子ども手当を初めとする子ども・子育てビジョンの展開を注視しながら進めてまいりたいと考えております。  次に、産科医師の確保対策についてでありますが、産科医不足は全国的、また本市においても深刻な問題であります。20市において産科医院のない市は、当市を含めて5市であります。産科の医師不足は、少子化に加え、過酷な勤務実態や訴訟リスクが要因と言われていますが、いずれにいたしましても医師の数を増やさなければ根本的な解決はできない課題であります。そこで、6月9日の全国市長会では産科医、小児科医を初めとする医師・看護師等の確保対策及び地域医療の充実についての決議を行い、政府への要望を行ったところであります。また、当市におきましても新潟大学や関係機関への働きかけや新潟県、地域の関係機関などとともに積極的に推進を進めてまいります。  産婦人科医院に通院できる交通手段の優待助成についてのご質問にお答えいたします。妊産婦に対する経済的支援につきましては、平成21年1月27日から妊婦健診助成を6回から14回に拡充し、1人当たり約9万8,000円を助成しております。ところで、平成21年に妊婦健診を受診した医療機関は五泉市及び新潟市秋葉区地内で全体の約65%、新潟市全域を含めますと約86%で、ほとんどが近隣の病院への通院と言えます。また、県内で交通費助成を実施している市町村は離島である粟島浦村だけという状況を考えますと、現在のところ優先度は低いと思っております。  次に、助産師の活用についてでありますが、現在五泉市で活躍いただいている助産師は4名であります。訪問は、希望される方への訪問となりますので、訪問率は約72%であります。助産師の訪問につきましては、妊娠届時及び出生届時にご説明させていただき、対象者全員を訪問して健康管理や育児等について相談に応じられるように努めてまいります。  次に、保育料を無料にとの質問であります。保育料については、現在2人以上入園している場合、2人目が半額、3人目は無料となっています。平成22年度当初予算におきまして、保護者負担金は月平均保育料2万円弱とし、約3億弱を見込んでおります。これは、保育園運営費の26.4%であります。以上のことを考慮いたしますと、無料化については困難であると考えております。  以上であります。 ◆2番(佐藤渉君) 縁結び事業の件でですね、ご答弁を賜りました。全く前市長と変わらぬ答弁で、市政も変わったんだから、大分期待はしたんですけど、全く同じような答弁で残念でございます。  またもう一度新たに聞きます。市長はですね、少子化をとめられる大きなものとは何だと思いますか。少子化をとめられる大きなもの。私はですね、男女の出会いを提供する、そういった専門的なものを研究をしながらですね、行政が責任を持ってお見合いとか、そういうものを計画してやると、そういうものが多分一番効果的ではないのかなと思っておるんです。今市長が言ったものは、全く五十嵐前市長と同じように新潟県にすべて頼っている。出会った場合、そういう人たちは新潟に住まうおそれがある。五泉市だけのものでなければ余り意味がないんですよね。そのことを十分理解しないと五泉市の人口が減っていくんです。産科がないことも人口減でね、私の家内の友人なんかは子供を産む場所がないということで新潟の秋葉区の荻川周辺に引っ越す方が多いんですよ。子供のいない社会というものがどういうものなのかちゃんと理解しているんですか、市長。ですからですね、市長が考える少子化の打開策って何ですか。もう一度お願いします。 ◎市長(伊藤勝美君) お答えしますが、これといって一つのものではないと思っております。やはり多くの複合的な要素が絡み合ってくると思いますし、結婚といいますか、それも一つの手段であります。そのように思っておりますし、先ほど申しましたように、ここに若い人たちが住める環境をつくらなければならない、まずですね。それには、やはり先ほどの議論もありましたが、企業誘致等もございますし、教育の問題もございますし、保育の問題もございます。そういった中におきましてですね、道路事情をよくしましてですね、やはりここから通える範囲の職場に行ける道路事情の環境を整えると、そういったこともまた一つだと思っております。こういった自然豊かな、水道水が自然水でありますので、こういった豊富な自然環境のもとですね、豊かな自然環境のもとで生活できるのが一番でありますので、そういったことを宣伝しながらですね、アピールしながら若者が住める環境づくりをつくり上げていきたい。また、いろいろな企業活動、そういったものにも頑張っていただき、行政といたしましても支援しながらですね、豊かな地域づくりに邁進したい、このように思っております。 ◆2番(佐藤渉君) 議論がちょっとかみ合わないようなんですが、出会いの場がなければですね、人は結婚しないんです。幾ら若者がですね、居住環境がいいとかですね、環境整備をするといってもですね、市側がですね、結婚を、言葉は悪いですけど、しむけるような方策というものを考えないといけないと思うんです。ですから、どうしたらいいのかと。このままですね、ある意味他力本願的になっているような感じであれば五泉市は、先ほどね、阿部議員とかですね、皆さん方からですね、出ていまして、人口が減っていると。人口が減っていったらですね、実際の話、2030年にはね、五泉の人口がどれだけになるのかと。本当にですね、もう4万人台に多分入っていると思うんですけどね。だから、市を形成する意味においてやはりある程度人口のバランスも必要です、実際。だから、若者と壮年と老年が同じような人口バランスが一番最適なんです。ですからですね、このですね、少子化問題というものはですね、これは国家の施策にも大きく出ておりますが、ぜひともですね、この少子化問題に対して市長がね、もっと研究して、ほかのね、市でどのようなことでね、少子化を食いとめているのか。以前にもですね、申し上げましたが、小千谷市ではですね、ちゃんとですね、あるポジションをつくってボランティアの方々に、おせっかいばあさんみたいな方に連絡員みたいなのになってもらって、そこでそういったお見合いを中心にやっております。見附市の場合には、今度先ほど市長が言われたように、村松なんかの商工会議所の青年部がやっておられるように徹底的にですね、合コン形式などをですね、毎月のようにやっておられるという話を聞きました。何かアクションを起こさないとすべて変わらないんです、市長。ほかがどうだからじゃなくて、五泉市がどうあるべきかが問題なんです。せっかくですね、五十嵐市長にですね、みんなが期待するような感じでこれから五泉市を盛り上げようとしているのに後ろ向きな発言をされると残念でございます。ですから・・・・          〔「五十嵐じゃない」と呼ぶ者あり〕 ◆2番(佐藤渉君) 五十嵐じゃない。伊藤市長、申しわけございません。余り名前間違ったからやっぱりね、怒られますね。済みませんでした。伊藤市長ですね。だから、その辺をよく考えてですね、この少子化対策を検討するんじゃなくて研究して取り組んでいただきたい、かように思います。  それとですね、その問題はさておいて、確かにですね、妊婦がね、妊娠してですね、健診を受ける回数が6回から14回にふえました。これは、本当にありがたいと思います。私個人的でございますけど、先月の12日に第3子が生まれました。          〔「おめでとう」と呼ぶ者あり〕 ◆2番(佐藤渉君) ありがとうございます。14回あるということは非常にですね、妊婦にとっても安心でございます。特に私ごとでございますけど、うちの家内はつわりが激しくて、本当にですね、全然もう2番目の子のときは寝たきり状態だったんで、そういうこと考えるとですね、同じような環境にある妊婦の方にとっては非常に14回というのはありがたい。しかしながらですね、今度そこまで行く交通手段なんですね。せめて新津のようにですね、電車が頻繁に走っていればいいですけど、磐越西線の場合には朝と晩が1時間に2本しかない、おおむね。あとは、昼中はですね、1時間に1本走るか2時間に1本ぐらいで、なかなかやっぱりですね、新潟市の秋葉区とか新潟市に通院が困難だと。こうなってくると家族がやっぱり、自分の子だから、しようがないと言えばしようがないんですけど、犠牲にならなきゃいけない。先ほどね、核家族がふえていると言いました。そうなった場合に、そのためにですね、だんなさんが休まなければいけない。たまたまきょうのですね、朝日新聞にも書いておりましたがですね、そういうふうなですね、コラムでございますけど、だんなさんが奥さんのために休むとなると会社から何でというふうに言われてなかなか難しいそうだ。そのためにある程度ですね、そういった非常に難しい方々に面接等々をですね、してですね、ある程度交通費の助成をしては、全員とは言いませんけど、してはいかがでしょうか。 ◎市長(伊藤勝美君) お答え申し上げます。  妊産婦の置かれている立場というのは、本当に大変だと思っております。安心して子育て、出産ができる環境づくりということには本当にどういった方法があるのか考えなきゃならないと思っております。それよりも、まずご出産、第3子おめでとうございます。心からお祝い申し上げさせていただきます。第3子ということで本当に五泉市にとってもありがたい宝でありますので、健康に育つことをご祈念申し上げさせていただきます。  ここで安心して産み育てられる地域づくりという、これはやはり大命題でありますし、五泉市のあるべき姿の本当に出発点だと思っております。そんな中で先ほど申しましたように第1番目は佐藤議員のお話にあります結婚が第一だと、それもやはり当然だと思っていますし、先ほど答弁申し上げましたように他市の取り組み、そういったものをですね、今お話ありましたけども、参考にしながらですね、どういったことができるのか。私もそのおせっかいお父さん、おせっかいおじいさん、おせっかいおばあさん、おせっかいおばさんと、そういったみんながですね、五泉市全体がそういう雰囲気でこの地域づくり、それはやはり代が続くわけでありますので、滅びないようにですね、その地域が活力あるには子供の笑い声、泣き声、喜びの叫び声、そういったものがやはり地域に大事でありますので、そういったことに本当にご指導いただきながら取り組んでいきたいと考えております。 ◆2番(佐藤渉君) そのように前向きに行動していただきたいと思います。  それとですね、最後ですね、保育料の無料化、これはかなり厳しいというご返事をちょうだいいたしました。何かですね、五泉市が特徴あるまちづくりとして、それからですね、子供に優しい、またはそういうふうなですね、子育ての観点からですね、やはり医療の助成はしかりなんですけど、保育料の助成なんかももっともっと積極的に運営していってもいいんじゃないかと思っております。ですからですね、もう財源がですね、ないならですね、やっぱり先ほど今市長が言われたように五泉市は永遠と続くわけでございます。そのためにやっぱり我々現在生きている者が五泉市を歴史的にも続かせるためにはどうしたらいいか。そのためにもですね、私はですね、私どもがやっぱり血を流さなければいけないのかなと思っております。我々のですね、議員定数の削減なども検討をですね、したり、皆さん方のですね、給与または人数などをですね、給与の場合には約10%から15%をですね、減額されて、それをですね、子供育成基金なるものにですね、基金としてためておく。そのようなものをですね、今後よく考えなければいけないのかなと思っております。これは、一つの提案でもございますが、今後ともですね、市長ですね、歴史ある五泉市をつくるためにですね、やっぱり子供の存在というものは一番大きゅうございます。そのためにどうあるべきか、どうしなければいけないのか、将来ある子供のために借金を残してはいけません。そのためにどうあるべきか、どうすべきかをですね、本当に真剣になって真摯に考えていただきたいと思います。  以上で終わります。 ○議長(土田春夫君) それでは、以上で本日の一般質問を終了いたします。 ○議長(土田春夫君) 本日はこれにて散会いたします。              午後 4時12分 散会...